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みっきーの誕生日☆8

改めて、さっきの質問を1つずつ、 ゆっくりしてみた。 ・・・すると 『『う~ん・・・』』 2人とも 何やらしばらく考え込んだ後、 『うん、分かった!』 『よし、行こうっ!』 ───と、また俺を咲哉が抱えあげた。 『─────っ? ・・・・・え?い、行く・・・?どこに?』 なんて聞く間もなく、咲哉は俺を抱えたまま 部屋から出て、階段を駆け下りて さっき乗ってきた車に押し込んだ。 『───ぅわぷっ!え?え?』 『お待たせ~!』 少し遅れて 運転手さんを連れた玲音も乗り込んできて 『レッツゴー!!』 『しゅっぱーつ!』 『え?え?えぇ?』 訳もわからない内に 車が走り出してしまった。 ☆☆☆ 呆然としてる間に 車は なんと高速道路に。 『・・・え!?ちょ、ちょっと・・・! どこ行くの!?』 『ん?んふふ~ ♪』 『いいトコロだ ♪ 』 『・・・い・・・いいトコロ?』 『うん。さっきのみっきーの質問に 答えるにはね?』 『口で言うより 行った方が早いからな! 』 『・・・・・・・・・・え?言うより・・・?』 行った方が早い・・・・? 行く? 行く? どっかへ・・・行くっ!? 『え!?ちょ、ちょっと待ってっ///! 俺・・・っ、俺!このカッコ・・・ッッ!!』 彼シャツパジャマに ふんどしパンツだけなんですけどっ///!? 『ああ、その格好・・すごーく かわいいよ?』 『そうだぞ?めちゃくちゃ かわいいぞっ!』 『・・・・・・・っ///、い、いや・・ そうじゃなくてっっ!!』 『大丈夫、大丈夫っ ♪』 『かわいーかわいー ♪ 』 『そ、そそそそーじゃなくてっ///!』 このカッコじゃ車から降りられないって 言いたいのに、2人は俺の胸に頭を乗せ 抱きついて 動かなくなってしまった。 ・・・・・ちょっと・・・! マジで どこ行くんだ・・・っ!?

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