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みっきーの誕生日☆9
高速で小1時間、下りてから また1時間
右に左にカーブする道をひた走り、
結構、奥の方まで来て やっと車は止まった。
『さあ、着いたよ、みっきー』
『ああ、やっと着いたー!』
『着いたって・・どこ?ここ・・・・』
車の中から キョロキョロと辺りを見回しても真っ暗で何も見えない。
と、思っていたら・・・いきなり車の前が明るくなって丸太の大きな建物が暗闇に浮かび上がった。
『うわぁ・・・・』
ロッジ風の建物が柔らかい黄色い光に包まれて なんとも幻想的な光景・・・
(って、家の中の電気が点いただけなんだけど)
思わず見とれていたら、玲音がまず車の外に出てドアを開け、咲哉が俺を肩に担いで その建物に向かって歩き出す。
『・・・え・・・え・・・、え?ちょ、ちょっと・・
なに?どこ?ここ・・・!』
バタバタ足を動かしていたら
玲音がニヤニヤしながら俺を振り返った。
『みっきー暴れたらさ~』
『パンツ丸見えだぞ~?』
『ほぇっ!?あ・・・///!』
うはぁ・・・////!!
パンツ丸見えってコトは・・
お尻丸だしってコトじゃんっ///!
下ろしてほしいけど・・俺、裸足だし・・!
仕方なく暴れるのをやめたところで
ちょうど玄関の前に着いた。
『ようこそ、うちの別荘へ ♪ 』
『ようこそ、みー ♪ 』
にこやかに玲音がドアを開け、咲哉が入って
そこで やっと下ろしてもらえた。
『・・・・・・・・・』
別荘・・・・・・
すごい・・・・
ホントに別荘とか持ってる人 いるんだ・・・
変なコトに感心しつつ 中を見ていると
奥から 男の人がこっちに歩いてくるのが見えた。
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