41 / 700

欲情?

『ご、ごちそうさま・・・でした・・・・』 あの後は、俺の言ったとおりに 無理矢理 食べさせられる事なく、無事に美味しくそれぞれチョコケーキを堪能した。 すごく美味しかった・・・けれど。 この2人が おとなしいと、それはそれで ちょっと変な感じ・・・・・。 『・・・・あ。』 そうだ。 お礼・・・・言わないと。 『あの・・・あのさ・・・・。』 『ん?どうしたの?みっきー。 欲情した?』 優雅に紅茶を飲んでいた玲音が、 不思議そうに聞く。 よ、・・・・欲情 !? 『するかっ/////!アホかっ! ・・・・・あ!そ、そうじゃなくて・・・・あの・・・ あの・・・・あ、ありがとな/////! 昨日と・・・今日。 寝てたの・・・運んでくれて。』 『・・・ああ!ふふ、いいんだよ? 可愛いみっきーの寝顔 見れたし♪』 『そうそう♪ 可愛かったな、みーの寝顔 ♪ 』 『・・・なっ !? か、可愛い、言うな////!』 『ふふ。可愛いよ、みっきーは。 ・・・ね、じゃあさ。キスして い? 』 『・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?』 じゃあ、キス?? って、なに? なんで、そうなるんだ?? 『感謝してるんでしょ?だからキス♪』 『・・・・・・・・・・・・・・はい?』 だから、キス?? って、なに? なんで、そうなるんだよ!! アホだ・・・! やっぱり、アホだ!! 『あのな、・・・・・・っっ!』 文句を言おうと顔を上げれば、 迫りくる玲音の顔。 あ、と思う間もなく、唇が触れた。 『!!・・・・・・・・っ/////』 『ふふ。甘い・・・・・♪』 『なにっ !?みー。俺も 俺も!』 『・・・へ?』 くいっと顎を持たれて、ぐるんっと顔だけ咲哉の方へ向かされる。 こっちも あ、と思った時には もう 唇が触れていた。 『!!・・・・・っっ///』 『はは。確かに、甘い・・・・ ♪ 』 唇が離れると同時に、咲哉が昨日みたいに 後ろから俺を抱きしめて、ひょいっと 胡座をかいた足の上に乗せられた。 『・・・!? ちょっ・・・・・っっ///////!!』 ヤバい! ヤバい!ヤバい!ヤバいっっっ!!! 逃げ出そうにも、咲哉の両手は 俺のお腹に回され、がっちり固定されているから・・・ 逃げられないっっ! またしても・・・・・っ!! アホだ・・・・.っっ! アホなのは・・・俺の方だった!! 『ま、待て 待て 待て!!落ち着けっ!』 『んー?俺たちは落ち着いてるよ?』 『そうそう。』 『・・・・・・・・・っっ!』 玲音が、ジリ・・・・と、正面から近づいてくる。 『ま、待て 待て ///!待てって・・・・////!』 『みっきー。お礼・・・・して?』 『お、お礼って!今、キスしたじゃんか!』 『あんなんじゃ足りない・・・ ねぇ、もっと・・・・・しよ・・・?』 『・・・・・・/////////////////!!』 玲音の目が 色気を増す。 エ、エローッッ! エロい・・・・・! エロ過ぎる・・・・! はっ! ヤバ・・・・ッ! これはヤバい・・・・! 『ふふ。チョコ・・・まだ、ついてる・・・・・ ここ、美味しそう・・・舐めて い?』 エロい顔の玲音が指で唇をなぞる。 よ、欲情・・・ですかっっ???

ともだちにシェアしよう!