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使いたいモノ。

ムダと分かっていても暴れてみた。 足掻いてみた。 もがいてみた。 でも、どうにもならなくて 結果 ただ疲れただけだった。 ・・・虚しい。 もうヤダ・・・・・・。 帰りたい・・・・・・。 『みっきー・・・エロい・・・///!』 玲音の目が うっとりとしたものに変わり、 鼻息も 荒くなって・・・る? ・・・・・・・・え? なんで・・?? なんで、興奮してんの、コイツ! 目が怖い・・・・! こ、怖いんだけどっっ! 『な、なに・・・・・が・・・??』 聞きたくないけど、聞いてみる。 すると、玲音は、  “ よくぞ聞いてくれた! ”と ばかりに 『だって~ 体 くねくねしちゃって・・・! もう!エロいーっ!可愛いーっ!』 テンションが上がりまくっている。 『だから、これ!使っていーい?』 『・・・・・・・・? これ・・・・・?』 玲音が 手にしている物を見れば・・・・ 『・・・・・・・?・・それ・・・・・・』 それは・・・ さっきケーキにかけた美味しい とろとろの チョコソース。 って・・・・・、 意味がわからん。 使うって、これを? チョコソースを? 『ふふ ♪ 使っていーい?』 『は?・・・・つ、使う・・・・??』 言われてる事が 理解できない。 『そ~ ♪ 使うの ♪ 』 気味が悪いくらい ご機嫌な玲音は、スプーンで チョコソースをすくい、わざわざ俺の目の前に持ってきて、タラ~ッと垂らして見せる。 『・・・・・・・・・???』 なぜか、ぞわっと鳥肌がたった。 なんか・・・・ イヤな予感がする・・・! っていうか、 イヤな予感しかしないんですけど・・・!

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