『うーん････』 相談してみたいけど よく寝てるし 起こすのも悪いな･･･ 仕方ない 自分で考えてみよう 『うーん･･･』 どうするのが１番いいか･･･ 『うーん･･･』 『『うーん･･･』』 『･･･････！』 あ、ヤバい 起こし･･ちゃった･･･？ と、思ったけど ２人は少し身じろぎをして また 寝息を たてはじめた。 『･･･････』(ほっ) よかった･･･ ちょっと ゆっくり考えたいし･･･ ちらりと外を見る。 いい天気。 気分転換に 散歩でもしてみようかな･･ と、いう訳で ２人を起こさないように慎重に 腕から抜け出すと 外に出た。 『うはぁ･･･気持ちいい･･！』 まずは別荘のまわりを探索。 山の中だからか ５月の陽気でも 薄手のトップスにカーディガンで 暑くもなく 寒くもなく ちょうどいい感じ。 空気は澄んでておいしいし 景色はキレイだし 悩んでることなんて どうでも････ よくないな。 『うーん･･･どうしよう･･･』 別荘の裏手まで来て、 立ち止まって考えていると･･･ 後ろから ガサガサッと音がして 振り返る前に 誰かに肩を叩かれた。