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みっきーの誕生日☆32

『・・っ、────っっ!!』 突然のことにビックリした俺は 腰が抜けて その場にへたりこんだ。 な、なに!? なに、なに!? 誰? 誰、誰? だれ───っっ!? こんなとこに 知り合いなんていないのに・・・っ! ギュッと目を閉じて耳を両手でふさいで 縮こまる。 って これじゃ なんの解決にもならないのは 分かってるけど・・・ ───と、その誰かが傍に来て 目の前で しゃがんだのが気配で分かった。 そのまま、頭を優しく撫でられる感触。 『・・・・・・・・・・・・・?』 あ、あれ・・・? もしかして・・・いい人・・・? 恐る恐る目線を上げる。 ───と、顔より先に やたら大きなハサミが見えて、ゾゾゾーッと悪寒が走った。 きょ、きょ、兇器 持ってるーっ!? こ・・怖いっ! やっぱり怖い人なの・・・!? に、逃げよう・・・ 逃げなきゃ・・ 逃げたい! け、けど・・・ 腰が・・・腰がぁ・・・っ!! 『・・・光希さん?大丈夫ですか?』 『・・・・・・・・・・・・へ?』 あれ? なんか・・・聞いた事ある声・・・? っていうか・・・名前・・・・! 俺の名前、知ってる・・・・! って事は・・・・!! ガバッと顔を上げると 俺を心配そうに覗きこんでいたのは・・・ 『も、森山・・・・さん・・・!』 別荘の管理人、森山さん だった。 『な、な、なんだ・・・よかったぁ・・・』 今度は安心して へなへなと 力が抜けた。 『あれ、どうされました??』 『いや、あの・・ハサミ、なんでハサミ・・・・』 デカイんだけど・・・ 怖いんだけど・・・・! 『ああ!もしかして・・・・ ビックリさせちゃいましたか?』 と、森山さんは ハサミを ショキショキ動かす。 だ、だから怖いって・・・・! 俺は ちからいっぱい全力で コクコク頷いた。

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