91 / 700

ふっわふわの・・・・

『・・・・・おーなーかーすーいーたー。』 まだかな・・・・。 お腹と背中が くっつくぞ・・・ なんて、懐かしいフレーズが頭に浮かんだ その時。 『みっきー、お待たせ♪』 『待たせたな、みー♪』 やっと、2人が部屋に戻ってきた。 咲哉が手にしたトレイには、パンケーキと山盛りのカットフルーツが見える。 『・・・・・・・っっ!』 ぐぐう ────────っっ 美味しそうな食べ物を見た途端、お腹が 「食べたい!」と、ものすごく騒ぎ出す。 『ふふ。待たせてごめんね?起きられる?』 『う、うん・・・・・』 玲音に助けてもらって、なんとか起き上がる。 痛いけど 起きてしまえば、大丈夫そう。 それでも、ふらつく体を 背中に回った玲音が支えてくれて、楽になった。 『ほら、あーん♪』 咲哉に、フォークに刺したイチゴを差し出され・・・普段なら「自分で食べる!」と、 文句のひとつでも言いたいところ、 なんだけど・・・今回ばかりは、空腹に勝てず なにも言わずに パクリと かぶりついた。 『うまいか?』 満足げな咲哉に向けて、コクコク頷く。 『そうか♪』 『よかったね、みっきー♪』 イチゴの次は、まん丸にカット?されたメロン。 『うま・・・・・っ!』 みずみずしくて、甘くて、思わず顔が綻ぶ。 『だろ? みーのために用意したんだからな♪』 あとは、皮も食べられるブドウと、ゴールドキウイ。どれも全部、今まで食べた中で 1番うまい!すごい! 『今度はパンケーキな♪』 『うまそー!』 生クリームたっぷりのパンケーキ。 ひと口頬張れば、やさしい甘さが口いっぱいに広がる。 『うまーっっ!』 ふっわふわ! ふっわふわだ! 『すごい!これも お手伝いさん?』 『ん?いや、これは・・・・・』 『これ、咲哉が作ったんだよ~♪』 『え?マジで !? すごいな、お前!』 『はは。サンキュ♪』 本気でそう思って、マジ褒めすると 咲哉が 少し照れくさそうに笑う。 『・・・・・・・・・・・///』 なんか・・・・あんまり見たことのない表情に 胸がキュウってなってドキドキして、俺まで 照れてしまう。 なんだ、これ・・・・////

ともだちにシェアしよう!