6 / 11

第6話

最後の強がりをする 「やめた方がいいよ、先生」 力の抜けた笑いをしてやった もういいから、入らないでほしい でも先生は そんなの容赦なく 踏み込んできた 「俺が、ほっとけないんだよ」 そういうところが嫌いだ どうして視界がぼやけるのか その理由には気づかないふりをした もう、なんとでもなれ

ともだちにシェアしよう!