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不安定な身体2※

「ひぁっ!?」 「雪のように白いお前の肌には赤がよく映えるな」 鎖骨の当たりがじんじんと熱を持っている。 きっと噛まれたせいで出血しているのだろう。 噛まれたところを舐められると、ヒリヒリして背筋がゾクゾクして無意識に腰がわなないてしまう。 荒々しく野性を感じ、今まで温厚だったアマテラスとの口調や態度の差に困惑する。 「んっ、ふぁ…っ」 「痛いくらいが丁度よさそうだな」 寝衣を左右に割り開かれ、貧相な胸や薄い肉付きの脇腹が顕になる。 アマテラスはツンと立った胸の尖りに狙いを付け、唇を寄せた。 「幸…これならどうだ?」 「いやぁっ!んぁあ…っ」 片方は舌で嬲られ、もう片方はキツく摘まれる。 鋭い快感と甘い快感がせめぎ合って、幸の体の中を競い合うように駆け巡った。 「気持ちいいのだろう?素直にいいと言え。そうすれば、もっと溺れさせてやる」 「きもち、いい……ですっ」 「聞こえないな?」 勇気を振り絞って言った言葉を、アマテラスは受け入れてくれない。 (溺れさせてやるって言ったのに…) 「あ……」 心の言葉を聞いて初めて自覚した。 自ら、アマテラスに流されることを望んでいるのだと。 「ほら、どうした。俺に聞こえるように言ってみろ」 「き、きもちい……っ、もっと…シて」 「ははっ、上出来だな」 「あぁっ!?だめ…っ、んぁあっ!!」 どこをどう触られたのかまるで分からない。 ただ強すぎる快感を許容範囲を超えて蓄積された。 「下ももうぐちゃぐちゃなんじゃないのか?」 そろそろと幸の白い内ももを伝ってアマテラスの手が下りてくる。 背筋に何かが駆け抜けるゾワゾワした感覚と微かな快感、そして小さな期待。 3つが静かに、そして確実に幸を飲み込んでいく。 「ここも美味そうな色をしているな?白くて柔らかくて…どれ、ひとくち」 「さ、触らないでくだっ、ふぁ…っ!?」 アマテラスが、べろりと内腿の皮膚の薄い部分をひと舐めし、足の付け根のところにぢゅっと吸い付く。 そのまま下着を剥ぎ取られ、幸はとうとうはだけた寝衣だけになってしまった。 「いやぁ…っ」 「ははっ、いい眺めだ。これ程の高揚は初めてだ」 髪の毛をかきあげながらそう告げると、アマテラスも寝衣の袖から腕を抜いた。 肌を重ねられ、ドクドクと異なるリズムの鼓動を感じ、幸は神の存在を肌で感じることとなった。 生きているのか、死んでいるのか、そもそもどちらでもないのか、とても曖昧で確かな存在である神をちゃんと感じる。 人々からは見えない存在だけれど、じんわりとアマテラスの体温が確かに幸に移っていく。 (神様は温かいんだ…。心地いい温もり――) 気がつけば、その心地よさに負けてアマテラスの背中に腕を回していた。 (頑張って斎王の務めを果たさなくちゃ…)

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