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懸想3※

「んくぅ…は、ふ、ひもちい、れすか?ひかるひゃま…」 「んっ、舐めながら喋るでないぞ、紫。息がかかって敵わん」 アマテラスは幸の尖りに手を伸ばし、仕置きと言わんばかりにきゅっと摘む。 「んぅ…!いけません…っ」 「ふふ、紫に触れたくてついな」 「わらくひも、ひかるさまに、もっと触れたいです…だから、もう少し…んくぅ、む」 今度は先端ではなく、アマテラスの昂りを咥えた。 口内でピクリと動くそれに、驚いて口を離してしまいそうになるが、気を落ち着けて口を窄める。 幸は歯を当てないように恐る恐る頭を上下に動かし始めた。 しかし、アマテラスの長大な昂りは幸の小さな口には収まり切らず、満足な口淫ができなかった。 それでも幸はアマテラスにされた口淫を必死に思い出し、それの通りに愛撫を施していった。 できる限り口に咥えて頭を上下させ、一旦口を離して、裏筋を根元から鈴口に向かって舐め上げ、何度も幹に口吸いをする。 その愛撫の合間に聞こえてくるアマテラスの甘い吐息が幸を勇気づけた。 根元の膨らみに手を添え、やわやわと揉んだり口に含んで舐め転がしたりもした。 これをアマテラスにされた時、幸はとてつもなく気持ち良かったので、鮮明に覚えていたのだ。 「いつこんないやらしい技を覚えたのだ?」 「えっと……ひ、かるさまの、愛撫を思い出して…でも、上手くできなくて…」 「俺のを思い出していたとは…俺の愛し子はいやらしくて愛らしいことをするのだな」 アマテラスは嬉しそうに目を細め、幸の頬に手を伸ばした。 幸は猫のようにその手に擦り寄り、その温もりを堪能した。 「ひかるさまの、お好きなところを教えて下さい…上手くできるよう、がんばりますから…」 「雁首(かりくび)に舌を這わせて、ゆっくりと先端を舐めたり吸い上げたりして愛でてくれ」 「ふぁい…ん、ちゅ、んぅむ…おつゆいっぱいれてきまひた…」 「美味そうにしゃぶるな?紫。その可愛らしい口を犯しているのを見ているだけで果ててしまいそうだ」 「あい、おいひいれす…ひかゆひゃま?我慢せず、この紫のお口にたくさんらしてくらさいね?」 「まだ拙い口淫ではな…これから仕込むとするか」 アマテラスが不敵な笑みを浮かべて独りごちる。 その言葉はとろけた頭の幸には届かず、情炎を引きずり出す蠱惑(こわく)な顔に釘付けだった。 「それも良いが、俺はお前の中にたっぷりと出したい。紫、次はお前の番だ、たっぷりと愛でてやる」 「…たくさん愛してくらさい…」 何かに引き寄せられるように、アマテラスの広げた腕の中を目指しゆっくりと這う。 アマテラスの目の前で膝立ちになると、見せつけるように着物の帯を解き、一糸まとわぬ姿を晒し、アマテラスと肌を合わせた。

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