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懸想2※

幸が自分で敷いた布団の上へ転がされ、どこからか現れた几帳が出入口を塞いだ。 これは、これから誰も二人の邪魔をするなというアマテラスの意志のようでもあった。 「これで良いだろう。邪魔は入らない」 「や、僕が……」 「ん?何か言ったか?」 一切抗議は受け付けないとでも言うような顔でこちらをじっと見つめられ、幸は黙りこくるしかなかった。 「ああ、俺はやっと紫に触れられるのだな…」 「光様、光様はどうしてこの紫を…幸を選んで下さったのです?」 「理由…?答えは簡単だ。お前だからだ。お前だから俺は手に入れたいと思うのだ」 答えにならない答えと、真っ直ぐに混じり気のない澄んだ瞳に見詰められたせいで頬にほんのりと赤みがさす。 指先から入って、アマテラスの手全体が敏感になった幸の肌に触れる――そうするだけで身体が歓喜するようにぴくんと跳ねた。 「んっ、いけません…光様、この紫にご奉仕させて下さい…したい」 熱っぽい目で請われたアマテラスは、欲望に忠実に従った。 体勢を入れ替え、アマテラスは仰向けに寝転ぶ。 「帯を解いてもよろしいでしょうか?」 「ああ、お前のも解いて良いか?」 「ひゃん!お触り厳禁です…っ!」 「つい、つまみ食いしたくなってな」 脇腹を撫でられて感じてしまった幸は、羞恥に耐えながらアマテラスを注意した。 アマテラスはただ、からかってみただけのようで飄々とした態度だった。 (今からいっぱい気持ちよくさせるんだから…っ!) 幸はおぼつかない手でアマテラスの帯を解き、一直線に下半身へと手を伸ばした。 そこはもう一枚の布で覆われているが、既にくっきりと欲望の形が確認できた。 「ああ、もうこんなに…」 「俺の愛し子があの手この手で俺を魅了するせいで言うことを聞かなくてな…」 「光様のこと、魅了できていますか?」 もう一度言って欲しくて、そこをゆっくりと摩りながら尋ねる。 それを言って貰えたら、アマテラスは自分のものだと少しは安心できる気がしたのだ。 「当たり前だ。頭の中はいつもお前のことでいっぱいだ。俺を惹き付けて止まない…俺の愛し子だ」 「嬉しいです。光様…ああ、おつゆがこんなに…」 アマテラスの昂りの先端から、漏れ出す体液が布を汚し濃いシミを作っていく。 幸はその布の上からアマテラスの昂りを咥えた。 「苦しいですか?光様。今すぐ出して差し上げますね?」 幸は下帯を丁寧に解き、眼下に晒されたアマテラスの欲望に目を見張った。 太く長大で先からはいやらしい液が漏れ出て、むわりと雄々しい匂いが漂う。 幸の下腹部がずくんと疼く。 「これが光様の…んっ、は、おつゆ美味しいです。もっと、もっと下さい…んっ」 「こ、こら…紫」 先端をぺろぺろと舐め、鈴口を吸い上げるその拙さは、無垢な幸が己の欲望に吸い付いているという映像だけで簡単に補えるほど、アマテラスは興奮していた。

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