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第7話
息を荒くしたまま、僕は呆然としていた。
犯され、弛んだアナルからは泡立った精液が滴る。
まだ快楽が忘れられずに、ひくひくと蠢き、時折、ぴくんぴくんと断続的に痙攣する。
「梶 涼丞 、ケツマン犯されるの大好きな2X歳でーす。」
少年が、ケータイを僕に向けながら、言う。
「今日は陸橋下で、18歳の男の子に犯してもらいましたー」
「ひぁ、」
少年の指がぱっくりと僕の後腔を開かせる。
「こんなにたくさん出してもらいましたー」
ケータイの録画機能が起動していることに気がついても、僕に出来ることはなかった。
「そういや、チンポに栓したまんまだったっけ、」
「あぅぅっ」
あたかも今気がついたように、少年は僕の性器に手を伸ばし、ヘアピンをつまむ。
「あっあっあっあっ」
そろそろと、黒い針金が出てくる様を眺めた。
「あっあぁあ―――――――!!!」
すべてピンが出た瞬間、ドロドロと勢いのない射精をし、それとほとんど同時に勢いのよい放尿をした。
プシャア――――。
と、子供の用足しの様な音を立てて、地べたに水たまりを作る。
「変態っぽいHが大好きです。見かけたら、昼夜場所、人数問わず、僕を死ぬほど犯してね」
くつくつと笑い、少年はケータイをしまう。
「あ、あ、あ、」
放心状態で排尿を続ける僕の尻を蹴とばして仰向かせる。
「ひぎぃっ!」
少年は、運動靴の底で、まだ、残滓を零す僕の包茎性器を踏み躙った。
「というわけで、これから街を歩くときは、気をつけてね」
彼はにっこりと笑い、ぐりりと僕の性器を躙る。
「ひぐぅっ」
「万引きを見られるより、怖ーいことが、起きるかもしれないから」
額にかかった金色の髪が、夕焼けに輝いていた。
僕はその髪を、綺麗だと思った。
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