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第16話 少年、異世界ファンタジーへの挑戦を決意する
棘パニックに陥っていた。
僕を落ち着くまでぎゅうぎゅう
抱きしめて背中をさすってくれてた
ルスがイケメン
異世界ファンタジーに失望したのも
ちょっと落ち着いてきたので
くっついたままルスと話をする。
「ルスありがとう。
パニックになってごめんね。」
「いや、大丈夫。獣人がいない世界から
来たってわかってるから。
俺こそ伝え忘れてすまない。」
「いやいや、全然大丈夫!
今わかって良かったよ!」
「怖くない?」
「うん。大丈夫だよ。
ビックリしただけだし」
2人で歩み寄る感じがとても嬉しい。
ルスが落ち着いた性格の人で良かった
性急な人だったら大惨事だったな。
しかし、確認は必要!
「ルスの体について聞いても良い?」
「あぁ、隠すことは何もない」
「この棘って排卵を誘発する為に
あるっていうので間違ってない?」
「間違ってないな。ネコ科の獣人は
基本これがあるな」
「この棘対策って今まであったかとか
知ってる?僕みたいな感じで来た
他の招かれ人の話で聞いてる?」
「あーどうだっただろうか」
うーんとちょっと上むいて思い出し中の
ルスを下から見てるけど
全方向イケメンだった。
イケメン過ぎて普通ならこんなに
落ち着けないのに落ち着いてる
不思議現象にボケっとしながら
巻き付いてる尻尾を撫でてると
ちょっとくすぐったそうにルスが
笑ってた。
「ノゾム擽ったい」
「あっごめんね。心地よくて」
「いや、いいよ」
「なんか思い出せた?」
「確か前に聞いた話だと常時回復魔法
掛けながら媚薬飲んで誤魔化した
っていうのを聞いたことがある」
「嘘でしょ!?」
僕は絶句した!!
そんなのめっちゃ辛いじゃん
えぇぇぇぇこっわ!!
「いや、今の招かれ人の通知の制度とか
作った招かれ人がそうだったはず」
「それしかやりようないの?」
「知ってる限りはないかな」
「うーん。痛いのはなぁしかも前後不覚
みたいになりそうなのも怖いし」
「そんなノゾムは見たくないし
何かないか探してみるか」
「いや、待って!!!
僕もしかしたら閃いたかも
しれない!!!」
「ん?どういう事?」
「ちょっとマシューさんに相談しつつ
ってなるけどスライム使って
どうにか出来ないか研究してみる」
「ならスライム狩りしてこようか?」
「良いの?ルスからしたら実入り
ないけど」
「ノゾムと愛し合うのに必要なら
実入りとかはどうでも良い。
貯蓄もあるし大丈夫だ」
「なら、お願いします」
「任された」
2人で笑いあいつつ僕は固く決意する!
異世界ファンタジーへの挑戦を!!
棘、ダメゼッタイ!!!
僕のお尻の為にも!!!!
と決意を固めたのは良いのだけど
問題があるのですよ。
それはこの状況です。
僕達の中途半端に放置されたムスコ。
萎えるにはまだ時間が掛かるし
くっついてるのが気持ち良いし
ルスがスリスリちゅっちゅっ
してくるから萎えないのだ。
この状況をどうするかというね。
ルスを上目遣いに見ると
溶けそうな笑顔で見つめてきて
顔にちゅってされる。
あっまーーーい!!!
そして僕は1つ気になっている
これってこういう事あるあるだと
思うのだ。
「ルス、匂いつけってくっついてる
だけで大丈夫?」
これである!
「くっついてても匂いつけは出来る
けど、出来れば誰にも手出しされたり
しないようにノゾムの中に匂いつけ
したいけど、無理って分かってるし
結婚するまではしないよ。
いきなりは入らないし」
「じゃあ、どうするのが良いの?
今できることってある?」
「このまま2人で出せば匂いつけ
出来るから結婚するまでは
それはしたい」
「うっ赤裸々過ぎて顔あっつい
けど、分かった」
「ノゾムの後ろの準備も一緒に
やっていこうな」
「ふぁい!!恥ずかしいぃぃぃ」
「ふふっ真っ赤になって可愛い」
「慣れてないから!!
だからゆっくりでお願いします!」
「分かってる」
「後は何かある?」
「結婚して初夜が終わるまではこの家に
誰も入れないで欲しい。
初夜が終わっても、マーサさん達
以外はなるべく入れないで欲しい」
「うん。僕も元々あまり家に人は
入れたくないタイプなんだ。
だから最低限になると思う」
「良かった。この事で揉める番も
ソコソコいるって聞いてたから
ホッとした」
「あー皆でワイワイするのとか
好きな人は嫌かもねぇ」
「そうらしい。
仮にもし意見が違っても俺は
ノゾムと喧嘩はしたくない」
「僕もだよ。僕達はちゃんと
話し合いをきちんとして
もし喧嘩しても寝る前に
仲直りしようよ!」
「そうだな。喧嘩したままで
寝るとか出来そうにない」
「僕もそうだよ。お互いに
似た性質みたいで良かった」
「そうだな」
「だよねぇ」
ふふっと笑い合いながらも
分かっている。
そう現実に向き合わねばならい。
これってあれでしょ。
しごき合い?ってやつを
やるんだよね。
話しながらもルスの手が
スリスリ色んなとこ撫でて
くるんだけど少しずつ
性的な感じも混ぜてきてて
思わずヒョッって声が出て
くるんだよね。
僕も男だ!分かってる!
もうちょっと待って!
心の準備するから!
恥ずかしい!!!
この魂の片割れの作用
ほんとあってよかった。
これなかったらビビって
それどころじゃなかった。
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