湊side 　ごくりと唾を飲み込んで聖夜のペニスに舌を這わせる。正直どうやればいいかなんてわからないけどオレだって気持ちよくさせたい。オレは見よう見真似で舌を絡め吸ってみた。 「んっ……歯を立てるなよ」 　僅かだけど感じてくれてるのが分かるとオレは調子に乗った。歯を立てないよう気を付けて、先端から根元を喉の奥へと押し込んだ。 「んんっ……」 　ジュルジュルと音を立てオレがどうされていたかを思い出す。確か裏筋も……。 「はぁ……ん」 　オレは上目遣いで聖夜の表情を確認する。そこには僅かに顔を歪め呼吸を荒くする姿。よし出来てる。オレは舌と指を使いもっと感じて欲しくて攻め立てる。 「んん……もいい」 　そう言って早くも無理矢理引き剥がされてしまった。ちぇ、イかせてみたかったのに。ブブーと言いながら 膨れっ面をしてるとベッドへと押し倒される。そのまま足を開かされ秘部に舌が這った。 「あん……ひゃあ」 　何度やられても恥ずかしい。そんなとこ舐められるなんて。舌が這う度、ピチャピチャと濡れた音が耳をつきオレは恥ずかしさと快楽に頭が可笑しくなりそうだった。 「ひぁ……やだ」 　無意識に出た言葉。それでも止めてはくれず、粘膜を押し入って舌が侵入してくる。 「はぁあ……あぁあ」 　昨日の今日で秘部はかなり解れているのか、グチュグチュでようやく離された舌は、聖夜の長い指を濡らす。つい目に入ってしまった光景にオレの身体は更に熱を帯びた。 「力抜いてろ」 　オレは言われるがまま深呼吸すると長い指が一本入り中を掻き回す。 「あん…ひぁあ」 　痛みもない。やぱっり昨日の今日で解れているのか、直ぐに指は二本三本と増やされた。 「あん……ひぁああ」 　今更だけどそんなとこが感じるなんて男の身体ってどうなってるんだ。そんな事を考える余裕は直ぐに無くなり、一点集中で突かれた。 「あん……そこ…やっ……ぁぁあ」 　指が中で擦れる度目の前に火花が飛ぶ。やめて変になる。 「限界か、前が溢れてる」 　冷静な声に余計自分が恥ずかしくなる。やっと指が抜かれるとオレは肩で息をした。次はあの大きくて硬いモノで……。そう思ったらゴクリと唾をのむ。 「こっち来い」 　言われるがまま対面に座らされると尻を割ってオレの中へとペニスが押し入った。 「ひゃああ……はぁあ」 　落ちてしまいそうな身体を必死にしがみついて堪える。こんな体勢恥ずかしい。 「湊」 　名を呼ばれグイっと奥深く突かれるとオレはただただ啼くしか出来ず、あられもない声を発した。 「ひゃん……はぁあああ」 　聖夜が律動する度、ベッドは激しく揺れ乾いた音を立て、その中でグチャグチャと濡れた音が混ざりオレは耳まで真っ赤。聖夜は器用にオレを抱くと右手で前を扱きだす。その間も律動は激しくなって行きオレは覚えのある疼きに襲われた。