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過去 5

ーーーそして運命の日が訪れる。 その日、朝からの暴行で意識を失っていた俺は、夜に目を覚ました。 寝ぼけ眼で体を起こし、何気なく横を向くと。 「……」 そこには、天井からぶら下がってる、ナニカがあった。 段々とクリアになっていく視界が捉えたものは 「…っ」 月明かりに照らされ、変わり果てた姿となった母親だった。

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