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始まり 5
「…な、んだよこれ…っ」
必死に足枷をこじ開けようとするが。
「っくそ、とれろよっ…!」
人間の力でとれるはずもなくて。
だけど、早くここから出たくて。
必死に足枷を外そうとしていたんだ。
だから、それに夢中になりすぎて、
誰かがドアを開けて入って来たことに、気づかなかったんだ。
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