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第15話
発情期が終わってもオカンモードが終わらないヒノワさんがすっかり懐いたツキを仕事に連れて行きたがって一悶着。(笑)子供は生後1年は家から出さないものらしい。小さいからね。
夫婦とか同居家族が交代で面倒を見る事が多いけどベビーシッターもいる。
こんな可愛い赤ちゃんのベビーシッター、良いなー、って思ったけど鼻が効かないとなれないからヒトには無理だった。
8ヶ月、50cm、3.6kg。
ようやく新生児サイズ!!だけど歯は生え揃い、姿は1〜2歳。ミニチュア感がたまりません!!
「まぁま、ちょ!」
とか言いながら両手を出して食べ物のおねだり出来るようになってかわいさが激増中。
もう出ないのにときどき乳首に吸い付くのは甘えたいのかな?まさかパパ達のまねじゃないよね!?
ヤマネさんの2度めの発情期、妊娠せず。次のタチバナさんの発情期。
「良かった、まだ妊娠してないね。」
「分かるんですか?」
「うん、匂いが変わるよ。でも始めの頃は本当に微かな違いだから意識しないと分からないけどね。」
さすが獣人!
「できれば次はぼくの子供を産んで欲しいな。」
「ん…できたらね。」
ふとお腹を撫でながら言ったら可愛いって押し倒された。タチバナさんは発情中も割と冷静。いつもよりキスが増えて、可愛い好き好き愛してるの言葉が息継ぎのように出てくる感じで…
めちゃくちゃ照れる。
普段、しつこいって言われないように言い過ぎを注意してるから、発情中はたがが外れて言い過ぎちゃうんだとか。
どこまで甘いの!?
少しゆっくりなだけなのに激甘言葉攻めのせいで妙に焦らされた風になり、すごく深イキしてとろとろです。
赤ちゃん、できたかな?
そしてまた2週間後にキアヌさんの発情期。
「妊娠すると匂いで分かるの?」
「そう。ツキを妊娠した時に初めて知ったんだけどね、2週間くらいで分かるよ。ふふふ…まだ妊娠してないね。」
タチバナさん、残念。
キアヌさんも気合を入れて可愛がってくれたけど、今回は残念ながら妊娠せず。まぁまだツキも小さいし急がなくても良いんじゃないかな?
「まぁま、ぎゅっ?ちゅっ?」
甘えたくなった?
活発で食いしん坊なツキだけど、時々抱っこやちゅーをねだる。ちゅーと言いながらぺろぺろ舐めるのは獣人ならではかな?真似してぺろぺろしてあげると大喜びして可愛い。
「まぁま、いちばん、だいしゅき。」
ぐはぁぁぁ!!
何この必殺レベルの可愛さは!?
僕を萌え殺すきなのか!!
「ママもツキが1番大好きだよ!」
むぎゅっと抱きしめてそう言うと、にっこー!って…
はぁぁぁ…たまらないぃぃぃ…
9ヶ月、55cm、4.8kg。
平らな所はスタスタ歩けるけど身体が小さいから段差を登る時は全身を使う。よじよじ登る姿に胸が射抜かれます。寝転んで身体に登らせると小さな手が服をぎゅっと掴んではうぅっ!ってなる。
「さぁ、今夜は私が独占しますから、ツキはキアヌぱぱとねんねしてね。」
「や!」
「ダメです。」
「や! ヒノと ねんね!!」
キアヌさんよりヒノワさんが良いの?
「もはもは しゅき!」
胸をポンポン叩いて言うもはもはって…胸毛?
胸毛のベッドがお気に入り???
やっぱり僕の子供だ!(笑)
雄っぱいのもちもち感も良いよね?
寝かしつけずにヒノワさんの所へ連れて行ったら嬉しそうに抱きついた。ヒノワさんも嬉しそうだ。
「ヒノワさん、ツキ、おやすみなさい。」
「ミツ、おやすみ。」
「まぁま、おやしゅみなしゃ〜い!」
部屋に戻るとメルさんが待っていて、手を取ってエスコートするようにベッドに導かれた。
「ミツ…私もあなたに子供を産んで欲しい。」
「メルさん…僕もメルさんの子供、産みたい。」
全員の子供を産んであげたい。
5人産むとしたら早めに産んだ方が良いかな?って最近思う。その反面、ツキがまだ小さいしもう少し間を空けてもいいかな、とも。
天の神さまの言う通り!ってね。
ゆっくりと口づけを交わし、甘い痺れを味わいながら身を任せる。
するすると服を剥ぎ取られ、全身を撫でられて自分の輪郭を意識すると、愛に包まれるってこんな感じかなー、って思う。心も身体もぽかぽかして満たされて、でも身体の奥が満たされたいと訴える。
「あ…ん…、はぁっ……あっ…」
いつの間にか脚を開かれて腿の内側の皮膚の薄い所にちりっとした痛みが走る。
「痕、ついた?」
「きれいにつきました。」
全員が好きなだけ痕を付けると、互いに張り合って病気かってくらいになっちゃうから、1人1つずつ、ってルールが出来た。1人に決められなかった僕に優しすぎるこの人達の所有の証。
発情期にはちょっと…だいぶ増えるけど。
「うれしい…」
赤いしるしを撫でながら呟けば、蕩けるような眼差しで見つめられ、見せつけるようにぺろりと唇を舐めた。
艶めいた仕草に煽られていちばん可愛がって欲しい所を自分で撫でてアピールした。こっちこっち!はやく辿り着いて。にやりと笑ってゆっくり近づくメルさんの吐息が、しとどに濡れた敏感な先端にかかる。
ぞくり…と快感が背中を駆け上がった。
ようやく与えられた快感を身を震わせて享受する。
「ん…っはぁ…きもちいい…」
「咥えるだけで良いの?ここは?」
「そこも…いじって……」
指先が蕾を優しくくすぐる。
異世界仕様になったらしい身体はいたずらな指を欲しがって涎を垂らす。
つぷっ…
「あっ…」
「まだ早いかな?」
「やぁっ!…早くない、から…早くしてぇ…」
「ふふふ…良いよ。」
「あっ!」
中指を根元まで入れて一呼吸おいて、次は2本、そして3本。
入れるたびに増える指に喜びながら飢えていく。3本の指を数回出し入れして僕の様子を見たメルさんはにっこり笑って指を抜いた。
「はぁっ…なんでそう可愛いかな?すぐにイかないようにするの、大変なんだよ?」
「何にもしてないっ…よ?」
「何にもできなくなってるでしょう?それが堪らなく可愛いんだよ。」
だって気持ち良すぎて蕩けるしかできなくなるんだよ。それはメルさんのせいでしょう?
「入れるよ。もっともっと気持ち良くなって?ミツの幸せがおれの幸せだから、一緒に幸せになろう、ねっ!」
「はぅぅぅぅぅっっ!」
今日も入れただけでイってしまった。
「すごっ…初めからこんなにうねって、くっ…はぁっ…」
「メルさ…ぁんっ!」
「今は何もしてないよ?」
「だって…はぅっ…」
勝手に絡みついて勝手に快感を拾って気持ち良くて仕方ない。
「…ダメだ、我慢できない…っ!」
「あぁぁぁっ!ひぁっ!あ、あ、あ、あぁんっ!まっ…」
まだイったばかりで敏感なのに、落ち着く前に抽送が始まってしまった。
「ダメっ!あ…やぁん!!何かくる!来ちゃうっ!きゃぅぅぅぅぅっっ!!」
激しい抽送で良いところを抉られて、さらに細身なのにしっかりとついた腹筋に前を擦られて快楽の波に押し流された。
僕より数回遅れて熱い飛沫が胎内に迸る。余韻を与えるような動きにも続く絶頂。
し…潮吹き…
初めからこれって…
「上手にイけたね。今夜はあと何回潮吹きできるかな?」
いやぁぁぁっ!
無理です!もうゆっくりで良いです!
メルさんを満足させられるよう頑張るから、勘弁してください!
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