81 / 165

第82話

「ひぅっ!あっあぁっんぁ!」 絶頂の余韻が残る体は、与えられる快楽を増幅させる。真っ白な頭の中で、教え込まされた体は自然と圭史さんのペニスにしゃぶりついた。 「うまいか?玲」 「んふぅっンンっんうぅン」 苦い雄の味がする。 僕は涎が垂れるのもお構い無しに、丁寧に丁寧に舐めあげる。 「れーい、必死で可愛いけど、こっちもちゃんと集中して?」 「ひあぁっ!」 パンッと破裂音が鳴るほど、幸人さんの腰が打ち付けられた。 「ああ…それとも、やっぱり玩具がないと楽しめないか?ごめんなぁ、玲。外だから、持ってこなかったんだよなぁ…あ、良いのがあった。圭史、それ、貸して?」 圭史さんが動く気配がした。何かを幸人さんに渡しているようだった。 幸人さんの動きが止まったかと思うと、既に半勃ちしている僕のペニスを左手で掴んだ。右手には銀色に光るマドラーがあった。 「玲、ちゃんとした玩具(やつ)じゃなくて、ごめんな?」 耳元で囁かれたと思った瞬間、先程の射精と先走りで濡れた小さな鈴口にマドラーがめり込み、一気に中へ突き刺さった。久しぶりに尿道を犯される感覚に、僕は体を硬直させて声にならない嬌声をあげた。 「っっ、~~ーーーっ!!?」

ともだちにシェアしよう!