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第82話
「ひぅっ!あっあぁっんぁ!」
絶頂の余韻が残る体は、与えられる快楽を増幅させる。真っ白な頭の中で、教え込まされた体は自然と圭史さんのペニスにしゃぶりついた。
「うまいか?玲」
「んふぅっンンっんうぅン」
苦い雄の味がする。
僕は涎が垂れるのもお構い無しに、丁寧に丁寧に舐めあげる。
「れーい、必死で可愛いけど、こっちもちゃんと集中して?」
「ひあぁっ!」
パンッと破裂音が鳴るほど、幸人さんの腰が打ち付けられた。
「ああ…それとも、やっぱり玩具がないと楽しめないか?ごめんなぁ、玲。外だから、持ってこなかったんだよなぁ…あ、良いのがあった。圭史、それ、貸して?」
圭史さんが動く気配がした。何かを幸人さんに渡しているようだった。
幸人さんの動きが止まったかと思うと、既に半勃ちしている僕のペニスを左手で掴んだ。右手には銀色に光るマドラーがあった。
「玲、ちゃんとした玩具(やつ)じゃなくて、ごめんな?」
耳元で囁かれたと思った瞬間、先程の射精と先走りで濡れた小さな鈴口にマドラーがめり込み、一気に中へ突き刺さった。久しぶりに尿道を犯される感覚に、僕は体を硬直させて声にならない嬌声をあげた。
「っっ、~~ーーーっ!!?」
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