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第86話
ぐぷんっと一番太い部分が入ると、あとはすんなりと僕の中に入っていった。
「ひ、ぐっあ…ぁ、あっ~~ンンンっっ」
「ハッ…きっつきつ…」
「ホント…、これだけで…イケそ…っ」
「今、イクなよ、幸人。折角いい具合なんだからさ」
ボロボロと涙を溢し、強烈な異物感に指先を白くなるまで握り締める僕にお構い無しに、二人は満足そうな声を上げた。
ただでさえ大きい二人のペニスに、みっちりと最大まで拡げられたアナルは辛うじて切れることなく、ぎゅうぎゅうとナカの二人を締め付ける。二人の質量をひしひしと感じて、未知の感覚に僕は恐怖を覚えた。
「っ、こわ、い…っ…こわいぃ…っ」
子どものように泣き始めた僕に、すぐ気付いた圭史さんが涙を舌で拭った。
「玲、怖くないだろ?お前のナカに入ってんのは、誰だ?」
「ひっく…圭史さん…と、幸人さん…」
「そうだよ?玲。玲のことを一番愛してる俺と圭史だよ?ほら、よぉく感じて?玲のナカにいる俺達を。お前のこと、傷付けたことなんて、一度もないだろ?気持ちよくなるだけ…ココ、みたいに、ね?」
「あぁっン!!」
マドラーの入った鈴口を爪でなぞられた。
優しく優しく、ーーまるで駄々をこねる子どもを宥めるかのように、優しく、囁かれる。快楽と恐怖に思考を奪われた僕にとって、それは唯一の救いの言葉に聞こえた。
「これから玲のやらしくてエッチなナカを、俺達がいっぱい擦ってやるからね?前みたいに、たくさんナカでイこうな?」
がぶっと耳朶を噛みながら、幸人さんが言う。
「お前の大好きな種付けもいっぱいしてやるからな?」
そう圭史さんが言うと同時に、二人の肉棒が僕の中を擦り始めた。
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