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第118話

「落ち着けって」 「そうそう、落ち着いて。ね?」 耳元でそう言う幸人さんに腹の中がぞくぞくとする。 「な、にを…?」 「んー、何だろうねぇ」 分かってるんでしょ?  そんな言葉がねっとりと耳を犯す。 幸人さんは僕を持ち上げたままの体勢をキープしている。 「圭史ー?」 「ああ」

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