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第181話

俺の心配を他所に飲み会は始まった  「じゃ、カンパーイ!!」 ライトは先輩達に囲まれてた 「ライト?ルイト?来るなんて珍しいな」 先輩が声を掛けてきて、 ライトが嬉しそうに答える 「ライトです。 先輩。俺、20歳になったんです」 「そっか!飲め飲め〜!」 「ホラ。ビール飲んでみろ」 勧められるままに口をつけるライト 「…………苦いですね。 先輩は美味しいんですか?」 「慣れるとね!この苦味と喉ごし、最高!」 他の先輩がカクテルをいくつか持ってきた 「ライトはコレにしたら?」 「なんですか?」 「カルーアミルク。 コーヒー牛乳みたいな味だよ」 興味津々なライト 「あ!美味しい! あまり、酒って感じがしない!」 ゴクゴク飲むライトに慌てる 「これは梅酒サワー」 「ちょっと、苦手な味です……」 「ファジーネーブルは?」 「甘くて美味しい!!」 次々に色々なカクテルやサワーを 飲むライトが心配になる あのバカ…… あんなにグビグビ飲んで! 悪酔いしたらどうするんだ 先輩達もちゃんと教えてやれよ 「俺、カクテルの方が好きです」 「そっか。そっか」 ふにゃっ……と笑ったライトの頭を、 先輩が撫でた その瞬間、心が落ち着かなくなった ザワザワ…… 黒い気持ちが押し寄せる 「お前の髪、サラサラだな」 「そうですか?」 二人で楽しそうに笑い合う姿を見てたら、 今度はムカムカしてきた   なんで、いちいち頭撫でるんだよ ライトに触るな…… もう、なんなんだ すげーモヤモヤする!!

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