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第26話

「ライト……なんか目が赤い」 ルイトが心配そうに見てる 「昨日、夜にゲームして、寝不足なだけ!」 「そう…………」 RRRR………… ルイトのスマホ…… 「あ、先生だ! …………ハイ!もしもし!」 「え?うん…………へへっ」 幸せそうな顔 吹雪の前で、そんなに嬉しそうにするなよ…… 「そうだ!吹雪も家にいるよ」 「…………分かった。聞いてみる。 ……先生が大学まで車で送ってくれるって。 二人は何限から?」 「俺達、そんなに野暮じゃねーよ。 二人で行け」 吹雪が、笑って言う 「ライトは?」 「俺は吹雪と行く」 「そう?じゃ…………」 しばらくして、ルイトは行ってしまった 家の中が急に静かに感じる ギュッと吹雪が抱きしめてきた 「お前……単位、平気?」 「平気……一緒にサボる?」 「……うん」 少し元気のない吹雪の様子を見てると 胸が……痛い…… 慰めてあげたい………… 「ベッドに行こう?」 俺が誘うと、吹雪は何も言わず、 俺の手を引いて寝室のドアを開けた

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