42 / 230

第42話

吹雪が作ってくれたうどんには、何故か、 カマボコが大量に乗っていた うどんが見えない位、カマボコだらけ 「ぶっ、あは……はははっ」 こらえきれず、爆笑してると、 吹雪は不思議そうに聞いてきた 「急にどうした。何がおかしい」 「ははっ!だって!くっくっく。 このカマボコ!入れすぎだろ……ふふっ」 「旨いだろ?」  「旨いけど! こんなに下が見えなくなるくらい………… 入れなくても……ふ、ははっ」 「ライト、笑いすぎ」 釣られて吹雪も笑った 笑顔………… 不意打ちに、カァッと頬が熱くなる  優しい笑顔にドキドキしてしまう 「何、赤くなってんの?」 「別に…………」 何これ どうしよう………… 嬉しすぎる!! うどんは旨かった つゆは、かまぼこの味がやたら、 してたけど………… ピロン ルイトからだ…… 〈今日はオールで飲みになりそう。 泊まってくね〉 「ルイト、やっぱり泊まりだって」 「そうか」 まだ、一緒にいたい…… 「吹雪」 「ん?」 「泊まっていって」 「……いいよ」 嬉しくて、吹雪に抱きついてしまった

ともだちにシェアしよう!