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第73話

気が付いたら布団だった ……………? ここ、吹雪の家? あれ? なんだっけ………… いつ来た? 飲み会で先輩と飲んでて………… …………うーん 全然、思い出せない その時、ズキッと腰が痛んだ 後ろに残る違和感………… やったのか………? 隣でぐっすり眠る吹雪を眺めた 覚えてなくて残念だけど…… あどけない寝顔を見てくすりと笑う 起き上がって朝食でも作ろうと思い、 ベッドから降りるけど、足に力が入らず、 倒れてしまった バタンとその場に倒れ込む なんだ!? 全然、力が入らない………… 物音のせいで吹雪は目を覚ました 俺に気付き、慌てて起こしに来る 「……ライト……お前、大丈夫?」 「ありがとう」 「……昨日……やり過ぎてごめん」 …………やっぱり、やったのか 「吹雪」 「お前……可愛くて、止められなかった」 か、可愛いって………… そんな事言われて、赤くなってしまう 何も覚えてないんだけど…… 「吹雪…… 俺、昨日の事、全然、覚えてないんだ」 「嘘だろ…………どこから?」 「2杯目飲んだくらい?」 「飲み会始まって30分も…… たってない頃から!?」 「……………う、うん。なんだよ。 俺、何かした?」 「お前、禁酒しろ。飲み会禁止」 「えぇ!?な、なんで………… 俺、迷惑かけた!?」 「迷惑っていうか…………」 「ハッキリ言ってくれ!!」 「…………とにかく、今後、一人飲むな」 「どうして教えてくれないんだよ!? 俺、何したの!?そんなにヤバかった!?」 「うん」 「えーー!?な、何したんだよ……」 「ライト、酒に弱すぎ」 仕方なくスマホを出し、拓海にかける 「拓海!俺、昨日、何、やらかした!?」 『ライト……』 「全然、記憶なくて!!」 『そう……』 「俺、俺……とんでもない迷惑を!?」 『あのさ』 「う、うん!」 『ごめん。昨日の話はしたくないんだ。 他の奴から聞いて』 そんな…… 「俺、拓海にも迷惑かけたのか?」 『……吹雪に聞け』 「吹雪、教えてくれないんだ…………」 『とりあえず、酒、飲まない方がいいよ。 俺、もう時間ないから』 「あ、あぁ。じゃ」 『大学でね』 一体何があったんだ…………

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