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警察沙汰な出会い《2》

──遡ること数時間前 「李絃~どっか寄って行こうよ~!進級お祝い~」 「おう!いいぜ!」 俺は幼稚園から幼馴染みの 相澤碧(あいざわ あお)にそういわれ最寄り駅の近くのファミレスに寄って、ちょっと早い夕飯を食べてから帰ることにした。 始業式なのに普通に五教科の春休み課題テストがあるウチの高校は、さぞかし頭がおかしいのだろう。 俺も碧も一人暮らしなので帰りが少し遅くなったって特に何もない。 高校生で一人暮らしって珍しいかもだけど、俺と碧は少し地元から離れた高校に通っているので交通費減額も兼ねて、早くも一人暮らしをしている。 社会勉強だよ。 まぁ、碧の親は時々非常食を作りに家に来ているらしいけど。 そんな俺と碧の通う公立美都(みと)高校では今日、始業式が行われ、無事に俺と碧は2年生に進級することが出来た。 テストはきかないでくれ! 正直、仕事の都合で単位とかマジで危なかった。 「俺はねぇ~あっ!あれがいい!あれにする!」 「んじゃ、俺はこれにするわ」 「了解!俺が李絃の分も買ってきてあげるよ!待ってて!しゅたっっ!」 「ありがとうな!碧」 お互いに、某ハンバーガーチェーン店でハンバーガーを選ぶ。そして、たたたっとかけていく碧を見ながら俺はノートパソコンをテーブルに広げる。 そして、仕事の手帳を取りだ…あれ?ない。 何処かに置いてきたのかな。後で探そう。 あ、別にゲームでもしようと言う訳ではない。 ゲームするならイマドキの若者なら…って俺も充分イマドキの若者だけど、まぁスマホでやるだろう。 んで、俺は……

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