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警察沙汰な出会い《5》

「ふぅ~美味しかった~!ね!李絃!」 「だな。美味しかったぜ」 「また空いてるときに来ようよ!ね!」 「碧が俺を誘ってくれればな」 「誘う誘う!」 「ほら、そろそろ帰るぞ!」 「ほほ~い!了解した~!」 そういうと碧はささっと自分のトレイと俺の分のトレイも片付けにいってくれた。 そして、片付け終わるとたたたっと帰ってきた。 すぐさま身支度をすると、「李絃終わった~?」と聞かれるので「おう!」と返事をし、席を立つ。お店を出ながら俺は碧に聞く。 「碧。いくらだった?」 「ん~?何が?」 「夕飯代だよ」 「おう!そうだった~!えっと、ねぇ~」 碧は持っていたリュックからお財布を取りだし、中からレシートをだし、見る。 「ん~とね。580円だね~!」 「了解!」 俺は用意しておいたお財布から600円を取り出す。 「はい。ちょうどないから600円で。おつりは碧の買いにいったお小遣いってことで。まぁ、少ないけどな」 「ぅえ~?いいの?ありがとう李絃!」 「いいってことよ。ほら、帰るぞ!」 「はぁ~い!」 20円なんてうまい棒2本しか買えないのに碧は喜んでいた。今度なんか買ってやろ。 たわいもない話をたくさんしているうちに、いつも碧と別れる道まで来ていた。 「じゃ~ね!李絃!また、学校で!」 「おう!またな、碧!」 そういい、碧と別れる。 ここから家はさほど遠くなく、10分もすればつく距離にある。 俺の家はアパートの3階にあり、家賃はあまり高くなくお手頃だが、部屋は少し広めだった。 しかも、アパートの大家さんが、学生だからと言って、少し家賃を安くしてくれた。 ほんと感謝してる。 俺はエレベーターに入り、3階のボタンを押した。3階につくと、ささっと家の前まで行き、何事もなくいつもの通り、鍵を開け、中に入り、玄関の照明をつける。 そして、冒頭に戻る…… 「ただいm……え?えぇぇぇぇぇぇぇぇ?!?!」 玄関に見知らぬ人が横たわっていたのだ。

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