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不法侵入者と俺《3》

とにかくこの状況を脱出せねば! 話しかけてみよう。うん。 「……あっ、あの!」 俺がその人に話しかけるとその人は、ゆっくり起き上がり、俺に近づいてそっとその綺麗な顔を俺に近づけた。 近い! 近い近いって……!!!! その人はそのまま俺をぎゅっと抱きしめ、状況が読み込めないぱくぱくと開いている俺の口を自分の口で塞いだ。 塞いだ………だと? えっ 俺、キスされてる………………?! そしてその人はそっと口を離し、俺からはなれると悪戯な瞳をした笑みを浮かべた顔をして、俺に言った。 「おはよう」

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