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4日目の朝、わかったこと《2》
少し時間が経っているのに気づき、慌ててベットから飛び降りる。その時初瑪がちょっと動いたけど、起きるって感じじゃなかったから良かった。
今起きられたら疲れる。
体力持たない。無理。
4日じゃまだなれないことが多いみたいだ。
部屋のドアを静かに閉めて、洗面所に向かう。
パパッと顔を洗ったりして、いつもと同じように洗濯と朝ごはんを済ます。
今日もいい天気だから洗濯物はよく乾きそうだ。初瑪が来てからは初瑪の分の洗濯物も一緒に洗ってやってるので、少し量が多い。
初瑪の服は、全部俺よりサイズが大きいからなんかムカつく。背も高いし、脚も長いし、お前は何を目指してるんだ!モデルか!俳優か!
それともただのモテ男か!
違う!キス男だ!!!!!って言いたい。
初瑪のモテぐあいは凄くて、休み時間の度にめっちゃ女子に甘ったるい声で話しかけられている。クラス替え早々面白いくらい、「狙ってます」っていう空気が幾人から漂っている。
男子でも「ありゃ、凄いな…」って初瑪に同情のするような雰囲気だ。当の本人の初瑪は毎回軽くあしらっているようだ。
俺だって1度はモテてみたいわ!
男なら誰だって思うだろ!モテたいと!!
イケメンは世の中で得しすぎなんだよ。
イケメン税を国に。
いや、非モテに納めろ!!!!
なんてことを考えながら、家事を進めて支度をした。
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