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episode2_3
奥まで入った指を中でバラバラに動かして腹側の壁を引っ掻くと李央の体が跳ねた。
「ンンッ!」
「気持ちいいか?」
「はあっ・・ナカ、いい・・・」
李央は何度も頷き、途切れ途切れの喘ぎを漏らした。反応を見ながら中を確かめ終えた洸希は李央の上から退くと、スラックと下着を脱がした。
「綺麗にしてやるって言ったからな」
李央の脚を抱えてシートに座ると、左右に大きく開かせ体を埋めてペニスを口に含んだ。
「ああっ・・・」
根元まで咥えられ吸い付かれると李央から力の抜けた喘ぎが漏れた。
洸希と李央はもう何度も寝ているが、李央が洸希に奉仕することはあっても、その逆は滅多にない。
李央は少し頭を上げて、自分の股間に顔を埋めている洸希を見てほくそ笑む。普段そう見られない姿に興奮せずにはいられない。
できることならこの状況をずっと楽しんでいたいが、直接的な快楽と視覚からの快楽とで李央は早々に根を上げた。
「ねぇ、イっちゃうから」
「出せばいいだろう」
「洸希ッさん」
「まだ終わってないぞ」
快感にビクつく体を起こして洸希の頭を押しやった。不満そうな目が李央を見るとまた顔を埋めて脚の付け根を嘗めはじめた。生温かい舌があちこちに這ってくすぐったい。確かな快楽に流されそうになったが堪えて更に体を起こした。
「も、俺っ、ナカに欲しいから・・」
「久々だって言うのにせっかちだな」
「時間ないくせによく言うね・・」
ようやく顔を上げた洸希は口を拭って李央の体の上を這い上がってくるとキスをした。
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