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11月11日③
人差し指と親指の間を往き来していた李央の舌は、臣の人差し指だけに絡んだ。
性器を舐めるように舌を這わせたかと思えば歯を立ててかぶりつく。
「臣の勃ってる」
伸ばしていた脚を折った李央は脛を臣の股間に擦りつけた。
「お前はもう濡れてるんじゃないのか」
やり返すように、臣の手が乱暴に李央の股間を揉みしだくと、痛みの中に潜んだ快感に李央の腰が厭らしく揺れた。
「もう指はいいから、これ舐めたい」
もう一度、脛で臣の股間を擦った李央は、臣の下からすり抜けて臣をソファーに座らせると自分は脚と脚の間の床に座り込み、臣のズボンを寛げた。
「ポッキーより、やっぱこっちだよね」
「そもそも比べる事がおかしいだろ」
「そーかも」
軽く笑った李央は口を大きく開き、反り勃つ性器を根元まで咥え込んだ。
「んっ、おいしい…」
頭を上下させ吸い上げ、滲み出た先走りの味を飲み込みほくそ笑む。
鼻に抜ける喘ぎを漏らしながら股間に顔を埋める李央の頭に、臣はそっと触れた。
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