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第1章第71話
チュと音を立て離れると
「……直接触っていい?」
熱い吐息混じりに耳許で囁かれれば
僕からお強請りしてしまう。
「っ……触って……」
大和はクスリと口許緩めカチャカチャと
ベルトを外しチャックを引き下ろす。
期待と少々の不安が入り交じり
僕が目を逸らすと
大和が瞼に軽くキスをくれた。
「怖い?」
僕はブンブン首を横に振り
「早く……ぅ」
益々大和の顔は緩み、
ちゅっと口づけをすると
ズボンを一気に脱がされ
僕は一切纏わぬ姿になった。
「あっ…………ん」
恥ずかしいと思う反面
大和の視線がとても熱くて
まだ触れられていないのに
僕の身体はゾクゾクしたまま身体を震わす。
「暁……綺麗だよ……」
早く触って…………。
そう言って僕から擦り寄ると
ようやく僕の反り勃ったそれに触れた。
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