73 / 214

第1章第73話

「痛くしないから……」 「うん……」 蓋を取りトロトロと僕の後孔に たっぷりつけると僕が一呼吸 おいたのを見計らい ゆっくり長い指を挿入してくる。 「ぁっ……ん」 ズブっとした感触と 感じたことのない違和感。 「痛い?」 フルフルと首を振り 慣れない感触を受け入れる。 不思議と痛みはなかった。 大和は僕の身体のあちこちにキスをし ゆっくり指を動かし出す。 「ぁっ……ん」 「どこかな……こっち?それともここかな?」 内壁を指の腹で擦りながら ギリギリまで抜かれつつ また奥に侵入すると グチュと指がある一点で声を上げた。 「あっ……!」 僕の身体はまるで 電流が走ったように跳ね 自分でもはっきりと 分かるくらいに声色が変わる。 「あっ…………んっ……はっあん」 「見つけた暁の弱いとこ」 ぐいと中で指が刺激する度 鈴口からはタラタラと蜜が流れ パンパンに張り詰める。 「やっ……ん……ぁっん……ら……め……んっ」 気持ちいいっ、何これ……出ちゃう。 大和は容赦なく指を増やし グチャグチャに内部を指で犯す。 「ま、待って……ぁっんぁあ」 「暁…………」 艶のある声に身体がビクンと痙攣する。 「あんっ……やま……とっ…… だめ……ちょら……い」 「いいよ……俺も限界……」 そう言って内部を 犯していた指を引き抜き 用意してあったゴムをパンパンに 反り勃った大和自身に被せると 両脚を抱えられゆっくりと 大和が入ってきた。

ともだちにシェアしよう!