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第2章第28話

大和の指が太股を撫でながら、 前には見向きもせずに 僕のお尻を優しく揉みだす。 「んっ……っ……ぁっ……ん」 嘘!?背中だけじゃないの? 「気持ちいい?」 大和は嬉しそうにしながら お尻をやんわり揉むと クスリと笑った。 「あん……っ……んぅ」 彼が触れる度、 僕の全身はゾクゾクして 電流が走りビクンと跳ねた。 う~気持ちいいけど ちゃんと欲しい……。 ダメ!我慢出来ない。 「や……ん……焦らさないで」 思わず出た 僕の不満そうな口調に 大和は、え!?っと 表情を変える。 もう本当に奥手なんだから! 僕は固まった大和の腕の中で、 器用に体勢を四つん這いにすると 潤んだ瞳を向けた。 「あ……暁?」 戸惑う大和は可愛いけど、 今はしたいの! 「中に欲しい」 欲求が強い僕は お構えなしに スカートを捲り お尻を突き出した。 「大和っ……ちょうらい」 多分一番のお強請りが出来たね。 だってもうTバックには納まらない 前はびしょ濡れで、 後孔はヒクついてる。 「わ、分かったよ、 でもちゃんと解さないとね」 そう言った大和は 真っ赤な顔して目を泳がせてる。 大事にされてるのは分かる。 でも────、 「早くぅ……」 それでも急かす僕に大和は、 分かったからと笑いながら ローションを取り出し、 あえて脱がさず Tバックをズラして 液体を後孔にたっぷりと 垂らした。 なんだ大和も好きじゃん。 僕は大和がくれる 快楽を求め悦びに 身体を震わせた。

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