暁side 大和の呼吸は乱れ、 シーツに組み敷いた僕に 覆い被さると、 甘い甘いキスをくれる。 「んっ……んぅ……ぁっん」 唇が何度も離れて重なる。 互いの舌が絡み合う度に ちゅるっと水音がし、 散々貪り合ってから 離れると銀色の糸を引いた。 「暁……脱がし方わからない」 僕は余韻に浸りながら そうだったと思い、 腕の中で身体をずらすと ワンピースの背中の ファスナーを見せた。 「ここから脱がして？」 僕の誘い文句に ごくりと生唾を 飲み込んだ大和はゆっくり ファスナーを下ろしていく。 「……綺麗だよ」 そう言って大和は 背中にキスを落とすと チュチュっと下りていく。 「んっ……ぁっ……ん」 ただ触れているだけなのに 背中ってこんな感じるものなの？ 僕が全身をゾクリと震わせたのに 気付いたらしい 背中越しに大和がクスリと したのが伝わって来た。 そのまま背中全体に キスを落とした後、 大和はスカートの中へと ゆっくりと手を 滑り込ませ太股に触れる。