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第1章第9話

部屋に濡れた水音と 下半身直撃な甘い声が響き渡る。 「ぁっん……ぁっ」 白い肌が桜色に染まり びくびくと反応する。 俺の指を内部に咥え込み 先端からは蜜が溢れ出す。 思ったより敏感だ。 「ね……もぅ……だめ……()れたい」 荒い息で耳朶を甘噛みしながら 指を奥へ突き上げた。 「ぁっん……ぁっあ」 俺は目を細め瞼にキスを落とすと 「……ぁっ…...いよ」 聞き取りづらかったが 確かにいいよ……そう言われた。 俺は待ってましたと言わんばかりに 指を抜き脚を左右に広げ 硬く反り返ったペニスをあてがう。 「ッ……いくよ」 前置きをし俺はゆっくり内部に ペニスを進めていく。 「ぁっ………ぁっん」 綺麗な瞳が見開かれ 身体が大きく弓なりに跳ねた。 「くっ……ぁ」 ヤバイ……凄い締め付け……。 喰いちぎられそうだ。 俺は快楽に顔を歪めながら奥へと 自分自身を侵入させ暫し様子を伺う。 「はっ……ぁっ……」 呼吸が落ち着いて 来たのを見計らいゆっくり律動。 「ぁっ……ァァん」 内壁を擦るように突き出すと 鼻にかかった甘い声が耳をつく。 「……ぁん……はっあん」 乳首は紅くピンと勃ち ペニスは反り返っている。 ヤバイ…本気で感じてくれてる。 俺のペニスは内部で 膨れ上がり堪らず律動。 「あん……はっあん……ぁん……」 いいところ探る為、内部で掻き回すと ジュブジュブと やらしい音が耳をつき 尚更俺を突き立て腰が早まる。 何処だ?こっちか?それとも? 「あん……ひゃん……ァんぁん……」 ある一箇所で身体が ビクンと跳ね声色が変わる。 ここか────。 「ぁん……はっあん…… ぁっ……ぁぁっああ」 やべ、締め付けが一段と強まる。 俺が先に観念してしまいそう。 つい吐き出したくなる衝動を抑え 壁を擦り上げ声色が変わるその 箇所を俺のペニスで突き立てる。 何度も何度も繰り返し。 俺の腰が早まる度に艶めかしい声上げ 見惚れる程美しく乱れ早まる律動。 そして──── 「ぁっあ……あん…はっあん…… な……んか……来る」 限界を告げるように蜜が溢れ 先端を指の腹で擦ってやると 「ひゃん……ぁっあ…… ぁっアあ……っ……め」 ビクンと反応し俺は硬いペニスを ジュブジュブと奥へ突き立てる。 「イっ……て」 「ひゃん……ぁっあ……ぁん… はっあん…ぁっああ」 奥に突いた瞬間白い液が 勢いよく放たれ 同時に俺も内部に注ぎ込む。 全て出し切ると俺は身体が 重なるように覆い被さった。 お互い上がった呼吸を整え見つめ合う。 「はぁ……愛してるよ……あ……き」 俺の言葉に応えるように 俺の首に腕を回し目を閉じた。 互いに自然と重ねた唇。 まだ熱を帯びていた身体は 再び熱く熱を放ち重なり合うと、 映像がそこで切れ──── ガバっと飛び起きる────────。 何が起きたのか一瞬頭が回らない。 荒い呼吸だけが残る。 俺は?………… と、下半身に熱い何かを感じ 思わず覗き込むと 吐き出した跡がはっきり残っていた。 俺は自らの口を塞いだ。 俺……AKIを夢で犯した? しかも────男として。 顔をから火が出そうな程熱く火照る。 今まで夢でさえ女だったのに。 ヤバイ…俺本気で…………。 全身の力が抜けていく。 例え夢でも男を抱いた───マジで重症だ。

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