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第6話
待ち合わせの場に行きしばらくすると客がやってきた
綺麗に着飾った雪路の容姿は一際目を引き人々の注目を浴びている
この客は上流武士の御仁、自尊心の高い彼は
この辺りで知らぬものはいないほど有名で高嶺の花の雪路を連れ出すことで羨望の眼差しを集め自慢したいようだった
現に彼はとても満足そうな顔をしている
それから見栄を張りたいのか高価な物を
沢山雪路に買い与え一頻り外を歩いた後華楼に戻った
この見世では外での陰間との行為は禁じているからだ
先ずは食事と雪路がお酌をしながら会話を楽しみ
酔いが回ると今度は雪路の琴の演奏に見入る
性行為だけでなくこう言う芸も礼儀作法も徹底的に叩き込まれた
全ては客に満足してもらうため____
「床入りの用意ができました」
この言葉を待っていたとばかりに客は雪路の着物を剥ぎ真っ白な身体を舐め回す
「ああ、雪路……お前は誰よりも美しい」
「はぁっ、三原様………」
「政忠 と呼べ
ずっと我慢しておったのだ
ここももうはち切れそうだ」
「ああ、政…忠様……
早う、早う中に下さいませ
先程から政忠様のものが欲しゅうて
ヒクヒクと疼いております」
客を喜ばせるために思ってもない言葉を吐き出す
前戯もそこそこに男は先走りが溢れだすその逸物を雪路の後孔へと挿入していく
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