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第7話
事前に後孔を解していたため傷付く事はなく
それでも好きでもない相手との行為は気持ちがいいとは言えない
「あっ、あっ……んん、ああ気持ちい……
ああ、もっと……」
それでも仕事は仕事
相手が満足するように言葉を囁き
中をきゅっと締め射精を促すと相手は雪路の中に欲を吐き出し雪路も吐精した
「はぁ……はぁ………」
気持ち良く無くとも感じるようにと海影に
何度も身体で教え込まれた甲斐あって
この客も満足してくれたようだった
「雪路、お前は美しい………」
「ありがとうございます
とても嬉しゅうございます」
「雪路……雪路……」
「政忠様……?」
政忠の様子に違和感を覚えなんだか胸がざわざわする
すると彼はなにやら手に取るとそれから光を一瞬感じた
「お前は美しい………
それが他人も触れているのかと思うと嫉妬で狂いそうになる」
「あの………」
目を見開く彼の異変に気付くも既に遅く
政忠は雪路に刃を向けた
「いっそもう誰にも触れさせ無ければよい」
「…………っ!!」
急いで外に出ようと襖へ向かい大声で助けを呼ぶも政忠は刀を振るい雪路の腕を掠める
その場に倒れてしまった雪路は逃げ場を失い
ただ震える
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