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道は閉ざされた 7

「いい子にしていたか」 「…俺の携帯はどこですか?」 「あれは処分させてもらったよ。お前は私が目を離しているうちに淫乱になってしまったようだから、躾しなおさないといけないな」 「なっ!俺は父さんの所有物じゃない!俺の携帯を返して!」 「洋…昨日のこと丈くんだっけ?ばらされたくないんだろう」 「っつ…」 「全部撮影しておいたよ。お前が逆らえばこれを彼に送ることも出来る。それでもいいのか」 「なっ…なんてことを!あ…あんたなんて父親なんかじゃない!獣だ!」 「なんとでもいえばいい。私を裏切ったお前が悪い。日本へ帰らす時の約束を破ったのはお前だ」 「何も約束なんてしてない…」 「まさかこんなに早く男に躰を許してしまうと思わなかったよ」 「さぁこれがお前の新しい携帯だ。履歴は全部監視しているから心して使うように。それから出かけるからこのシャツに着替えなさい。さぁ此処へおいで」 「…」 手首を父に掴まれ強引に傍に寄せられ、腰紐を抜かれると、バスローブがばさりと音を立て、下に落ちた。 バスローブを纏っただけの俺の躰は、あっという間に裸になってしまい、羞恥心で顔を横に背けるが、父は荒い息遣いで俺の躰に触れてくる。 「くっ…ここもここも全部、父のものになってしまったな」 乳首を摘まれ、ぐりぐりと押されると痛みが込み上げて顔を歪めてしまう。 「や…嫌だ…」 「さぁ続きは違う場所でしよう。行こう」 「何?」 「お前と私だけの新居を用意したよ」 「そんなっ…あ…テラスハウスは?」 「もう荷物も引き払った」 「なんで!そんな勝手な事を…丈は…丈はなんて」 「ふっ家族のことに口は出せまい。そしてお前も父がすることに口は出せまい」 「ひどいよ…俺の躰だけでなく…何もかも全てを奪って…」 「洋…お前は呆れるね。父に抱かれた躰で、まさかまだあの丈って男の傍にいたいなどと馬鹿げたことを言うつもりじゃないだろうな」 「っつ…」 「お前は汚い。汚れているんだよ。もうお前に似合うのはこの父しかいないんだよ。理解しなさい。そしてお前が裏切ることがないように部屋には楽しい仕掛けを用意したよ」 **** 嫌だ。 何もかも俺を犯した父の言う通りにしなくてはいけないのか。 まるで父の奴隷になったような気分だ。 タクシーで到着したのは、会社からそう遠くない場所の高級な高層マンションの1室。 入るのに3重のロックがかかっており、専用のカードキーがないと入れない構造だ。 「洋…このマンションは私の管理する会社のものだよ。セキュリティがしっかりしていてな。 お前が何時にここを出て何時に帰ったかすべて私に報告がくるのだよ。部屋の中にもちゃんと私がアメリカから見れるように監視カメラを設置している。勝手に取ってはいけないよ。警備員が駆け付けてしまうよ」 「…父さん…これが息子にすることか?ここまで監視するなんて…」 「お前が悪い子だったからな。少し手元から離して自由にさせていたらこの始末だ。今度は他の男が手を出さないように見張らなくてはいけないからな。お前の躰は私のものになったのだから、この位当たり前のことだろう」 「そっそんな…酷い…」

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