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贈り物 5

【R18】 「安志さん……電気……消して欲しい」 「だがこれ以上暗くすると涼の顔が見えなくなる」  部屋はすでに間接照明だけの薄明りになっている。これ以上消すと真っ暗だ。 「でも……」 「お願いだ。初めて俺が抱く涼の顔ちゃんと見たい」 「……」  少し迷ってから、結局涼が躰の力をすとんと抜いてくれた。真っ白なシーツの上に仰向けになっている涼の姿が闇に浮かび上がる。 「ありがとう」  柔らかくなった涼の躰を今一度深く抱きしめる。そして柔らかく小さな耳たぶを甘噛みしてやる。 「んっ……」  涼の吐息が顔をかすめると、甘い砂糖菓子のような香りがふわっと広がっていく。男なのに、涼はどうしてこんなに甘いのか。そしてただ甘いだけじゃなくて爽やかな風が吹き抜けていくような人だと思う。抱きしめると太陽を共に浴びているようにキラキラと眩しい。  俺にはもったいないほどの人なんだ。大事にしてやりたい。 「力抜いて……」  リネンのパジャマ越しに触れる涼のかすかな胸の突起。その小さな引っ掛かりを楽しむかのようにやわやわと触ると、切ない声が上がる。 「んっ……ん」 「涼、ここが気持ちいい?」 「わ……わからない。そんな所、触れられたことない……から」  俺のことを見上げる潤んだ目。  染まっていく頬。震える喉仏。  もうどこもかしこも可愛くて全身にキスの嵐を降らせたい衝動にかられてしまった。さっきまで楽しんでいたリネン生地の感触が、今度はもどかしくなってくる。 「涼、ボタン外してもいいか」 「えっ……うん」  恥ずかしそうに顔を背けて涼が答える。一つ二つとボタンを外すと、涼の瑞々しい若い素肌が見えてくる。我慢出来ずに、一気に全部外し左右にそっと開いた。  闇に浮かび上がる上半身にぞくっと躰が震える。  わっ! 滑らかだ。すごく触り心地がいい。  同じ男なのに涼の肌はきめ細やかで手に吸い付いてくる。しっとりと滑らで、あまりの心地よさに、鎖骨から胸にかけて何度も手を滑らせてしまった。 「あ、安志さん」 「涼……すごく綺麗だ」  涼は恥ずかしそうに顔の前で手を交差させている。 「……どうしよう、すごく恥ずかしい」 「大丈夫だよ。涼は、すごく綺麗だ……ここ舐めてもいい? 」 「えっ? 」  涼の躰の甘い誘惑に負けて返事も待たずに顔を近づけ、涼の小さな乳首を舌でそっと舐めてみた。 「うわっ! 」  涼の躰が一瞬ベッドの上で跳ねた。口に含んでみると小さな粒は女の子のものと全然違うのに何だかそれ以上にドキドキしてくる。乳輪から中心の小さな粒に向かって、何度も何度も吸いあげると、やがてその粒が芯を持ち始めた。 「ふっ……うっ……」    涼の顔を確認すると、額にうっすら汗をかいて必死に声を出さないように手のひらで口を押えていた。 「涼……感じてる?」 「わっわからないよ。安志さん」  泣きそうな顔に一瞬怯むと、ばっと涼が俺の背中に手を回して、しがみついて来た。緊張のあまりカタカタと震える肩が儚げだ。  あぁ……涼は本当に初めてなんだな。涼がして欲しいことを優先してやりたい。 「涼、今の嫌だった? ごめんな」  涼は力なく首をふるふると降った。 「いやじゃない……けど」 「じゃあ持ち良かった?」 「分からない……何もかも初めてだから。そっそんなところ自分では弄ったこともないから…」 「涼、可愛いな、じゃあこっちはあるだろう? 」  同じ男として、ここの気持ち良さには抗えないはずだ。そう思って涼のものを布越しに擦ってみる。 「あっ……あ……っ」  その形を辿るように布越しに擦っていくと、少しずつそこは硬く張り詰めて熱くなって来た。布越しでも涼のそこは綺麗な形をしているのが分かった。  俺がしてもらったら気持ち良いことから涼にしてあげよう。涼はずっと年下で今日が初めてなんだから。そう思うと焦る気持ちをなんとか理性で押さえつけることが出来た。  もう布越しにでも勃ち上がっているのが分かるほど、手で高めてやると涼は切なげにつぶやいた。 「安志さん……駄目だ……もう」  いよいよ涼が身を捩って俺の手から逃げようとするので、その腰を掴んで阻止する。そしてそっとパジャマのズボンを下着と一緒に下へずらしてやった。 「あっ」  上も下も脱いで、生まれたままの姿になってしまった涼は羞恥で顔を真っ赤に染めていた。 「僕だけなんて……ずるい」  あっそうだ。慌てて俺も自分のパジャマを脱ぎ捨てた。 「涼、これでいいだろう。ここ辛そうだな」 「安志さんがこんな風にした……」 「今楽にしてやる」  俺がしてもらったら気持ち良いこと……そう思いながら、涼の脚の間に躰を入れ込み中心に顔を伏せた。 「えっ!」  涼の張り詰めた先端にそっと口づけをした。  同性なのに、涼のものは別物だ。  綺麗で甘くて、そして淫らだ。 「うっ」  涼が腰を跳ねさせて、必死に足を閉じようとした。でも俺が入り込んでいるので叶わない。 「足閉じたら駄目だ」 「いやだっ! そんなところ……汚いっ」 「なんで? 凄く可愛いし、とろとろ出てる」 「いっ言わないで。それ以上! 」  その先端から下へと伝っていくように舌をずらし、そしてまた上へ何度か繰り返してやると、涼の先端から蜜が滴り落ちそうになっていたので、じゅっと吸い上げた。 「あうっ」  涼の細い腰がゆらゆらと揺らいでくる。さらに全体をすっぽりと口に含んで上下に扱いていく。 「もう駄目だっ。離して! 出ちゃうっ」

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