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第70話

家に入ると、部屋に通された。 飲み物を出してくれ、ずいと身を乗り出しそうな勢いで問われた。 鈴華『さぁさぁ何があったか話すんだ!』 慎『色々あって…全部?』 鈴華『全部!!』 凄く恥ずかしいけど、ゆっくりと話し始めた。 慎『お風呂入って、穂澄の服借りたんだけど大して身長差無いはずなのに胸元がガラ空きで…』 鈴華『っ/////』 慎『何時もはさ、俺がそういうのを直してあげる方だったけど、穂澄と居るとやってくれるから慣れてなくてっ。 慣れてないんだって言うと俺が沢山甘やかしてやるって…!!!!』 鈴華『うんうんっ』 慎『あと…寝る時に穂澄の温かさが逆に怖くて泣いちゃったんだ。 そしたら流石に死んだら一緒にはいられないかもだけど、俺は慎に惚れたって…俺と付き合わないかって!!!』 鈴華『そっ、それでどうしたの?!!』 慎『俺も、好きになってたから…御付き合いしました…。/////』 恥ずかしいけど、あれは現実だったんだと嬉しくなった。 鈴華『きゃぁぁあ!!!おめでとうっ!!』 慎『ありがとう…不思議だよね、もう人とは付き合わないと決めたその日になんて。』 鈴華『それ程、慎にぴったりだったんだね。』 慎『そうみたい…それでね?寝る時に抱き締めてくれて…しかも、キスも沢山してくれてすごい満たされた気分!!!』 鈴華『ふふっ、そっかぁ…先生とねぇ?』 凄いニヤニヤしながら頷いていた。

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