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第82話
それからしばらく屋上で寝ていると誰かに起こされた。
?『二人とも起きて。』
鈴華『ん…』
春臣『だれ……ふじなか?』
ふじなかって、
鈴華『シンシン?』
慎『うん、邪魔したくなかったんだけど…学校終わっちゃったから。』
鈴華『へ?』
春臣『終わったのか…』
鈴華『そんな寝てたんだ…』
慎『良かったね、少し顔色がマシになってる。』
鈴華『うんっ。』
おみが寝かせてくれたからだな。
そう思っていると、先程までぼうっとしていた春臣が慎にお礼を言った。
春臣『藤中のおかげで鈴華と仲直り出来た、さんきゅーな。』
まさかお礼を言われると思っていなかった慎は驚いていた。
慎『うん、二人とも教室戻ろ?』
鈴華『そうだね。』
春臣『おう。』
何故か教室戻るまでも、おみと手を繋いでいた。
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