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彼らは雄っぱいを愛することを誓います/男前教師総受け

水無月(みなづき)は公立高校で体育教師をしている。 放課後になればバスケ部の顧問も務めていた。 「先生、今日は一年が二人風邪で休みです」 主将の芦屋(あしや)はどんな局面にぶつかろうとも冷静で適確な打開法を選択することができる、頭もいい、才色兼備男子。 「センセェー筋肉さわらせて~あ~ムキムキ癒される♪」 試合中どんなに疲労していようと掛け声は欠かさないチームのムードメーカー副主将比留間(ひるま)は、甘い垂れ目な、ちゃら男子。 「せんせ……せんせ……」 やや単独プレイが目立つものの今後の活躍に他校も注目している期待のエース(みやこ)は、片言喋りが特徴的な、バスケ以外ではのらりくらりしているおっとり男子。 二時間程度の部活動は特に問題なく今日も無事終わりを迎えた。 片づけをちゃんと終えたか、誰も残っていないか確認し、体育館の消灯を済ませると、水無月は帰宅準備のため体育教官室へ戻ろうとしたのだが。 部室棟から何やら騒々しい声が聞こえてくる。 なんだ、まだ誰か残ってるのか? まだ学生然とした若さある、筋肉質ながらも黒ジャージをスマートに着こなした水無月は華麗に方向転換する。 ぎゃーすか喚き声がしているのは生憎ながらもバスケ部専用の部室からだった。 「……べたべた……、……やりすぎだ!」 「うっせぇ……、……むっつり!」 「……、……、……、ずるい!」 これは主将と副主将とエースか? あいつらが喧嘩なんて珍しいな。 水無月は別段躊躇することもなく、何を原因に言い争っているのか聞き出そうと、ノックもせずにドアを開け放った。 「「「水無月先生は俺のだ!!!」」」 その瞬間、そんな台詞が三人の口から飛び出してきたので。 水無月先生は文字通り固まった。 「先生」 「よーし、いいとこにご本人様登場ってことで、もう決めてもらお! そうしよ!」 「……比留間……しね」 「おい、話が見えねぇぞ、俺がお前等のって、どういう、」 「俺も芦屋もクソ生意気ぃぃな都も、センセェのことが好きでーす、だいだいだいすきなの♪」 「お前が言うと軽く聞こえる、やめてくれ」 「……比留間……しね」 壁際にロッカーが横並びになり、向かい側にベンチのある、そう広くない部室。 練習着のまま生徒三人は睨み合う。 教師はどうしたものかと、不慣れな焦りを抱く。 「でも確かにいい機会かもしれない、先生」 「ねぇねぇ、誰? 誰にする? だーれ?」 「せんせ……決めて……比留間……しね」 「てめっさっきからうるせぇんだけど? 俺何回呪われたかなぁ、ねぇねぇ?」 「静かにしろ、比留間」 「うっさい、むっつり君のくせにオトナぶっちゃやらよぉ?」 「なんだと?」 「……むかつく……」 険悪なムードが一気に高まる。 咄嗟に水無月はロッカーを思い切り拳で叩いた。 どがぁぁぁん!! 「お前等! 俺ぁ教師だぞ、男だぞ、誰かを選べるわけねぇだろぉが!!」 けたたましい音と水無月の怒号が共に響く。 掴み合いしかかっていた三人はぴたりと動きを止めた。 三人同時に一斉に見つめられて、水無月は、思わずたじろぐ。 「先生、それは」 「うっそ、感激♪」 「三人とも……選ぶって……こと?」 盛大なる勘違いに水無月はあんぐり口を開ける。 早く否定しなければと、次の言葉を喉元に慌てて準備しようとする。 だがかつて見たことのない三人の嬉しそうな顔に教師はまっこと絆されてしまった。 「……俺ぁ心が広ぇんだよ……」 人気のない体育棟。 ほとんどの部屋が消灯されて薄闇に包まれている。 バスケ部室も然り。 が、中には教師と生徒の姿が……。 「う……う……」 水無月は硬い床の上に仰向けに横たわっていた。 ジップアップのジャージは全開にされ、インナーのシャツは鎖骨辺りまで捲り上げられている。 くっきり見栄えよく割れた腹筋が夜目にも壮観だ。 鍛え上げられた胸筋、その突端には、鍛えようのない可憐なる乳首があって。 「ん……はふ……センセェの乳首激うま♪」 「……おいしい……かわいい……」 比留間と都に同時にしつこくしゃぶられていた。 「う……てめぇら……何が楽しいんだ……野郎の乳首なんか……舐めやがって」 「えー? 楽しいに決まってるでしょ? だってセンセェの乳首、こぉんな……女子みたいにぷっくりつんつんしてんだもん♪」 比留間は乳輪ごと食んでは細めた舌先で唾液を塗りつけてくる。 勃起した突起の根元をしごくように舐め回したり、頂にかけて、れろーり、舐め上げたり。 「う……はぁ……っ」 都は都で、まるで穢れなき生まれ立てベイビーさながらに、ちゅぅちゅぅちゅぅちゅぅ乳首を吸いまくっている。 両方、それぞれ違う刺激を与えられて、体の芯がむず痒い。 そんなむず痒さを埋めてやるように芦屋は水無月のデカチンコにフェラチオを捧げる。 「……先生のペニス……すごく大きいです……フェラのし甲斐があります」 美人秀才君がひん剥けたデカチンコにいやらしく舌を絡ませている姿は、なんとも卑猥なものである。 普段は欠伸すら見せない芦屋が大きく口を開けただけでも動じてしまうというのに。 巧みにボールを操る長い指を黒々した剛毛に絡ませ、軽く引っ張って些細な刺激を起こしつつ、ペニスを半分口内に招くと、ゆっくり頭を上下させて。 しょっぱい尿道口付近に浅く歯を立ててくる。 「ひっ」 「はぁ……本当……先生のペニス……とてもえろくて……どうにかなりそうです」 ……俺って実は生徒に甘かったんだな……。

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