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ウチの双子が俺溺愛で困る-2

「あいつ等、まだあのふざけた進路を目指す気でいやがるのかな」 風呂場の半分を占める浴槽に浸かり、散髪をさぼって伸び気味な髪をかき上げて、巽己は一人首を左右に振った。 二人はコンビニでバイトしている。 生活費に使ってくれと、支払われたその日に給料を全額巽己に渡してくる。 巽己は全て預金に回していた。 学校生活の間にせっせと稼いだ金だ、二人が使うためのものに他ならない。 一朗は音楽だのアートだの興味があようだし、一弥の奴は頭がいい。 二人が本当に希望する道へ進んでほしいんだがな、俺ぁ……。 オンボロアパートは2DKの間取りとなっていた。 巽己はダイニングキッチンと隣接する和室で、双子は玄関脇の洋室で就寝する。 が、巽己が翌日を休日とする土曜日夜になると……。 「……おい、狭ぇよ」 「ん~おやすみ、巽己くん」 「おやすみなさい、電気消しますね」 枕と毛布を持っていそいそと和室へ入ってくるなり、布団を敷いて寝ようとしていた巽己の両隣をゲット。 一弥がパチンと明かりを消して部屋の中は暗闇に包まれた。 ちなみに双子の身長は百八十二センチ。 百七十センチの巽己は圧迫感を覚えながら吊り上がった眼で天井を見つめる。 だんだん暗闇に慣れてきてものの輪郭が捉えられるようになる。 さわさわ……。 「……おい」 「なーに?」 「なんですか?」 「……俺、先週、ここで言ったよな?」 もう金輪際しねぇって。 お前等、二人とも、了解したよな? 「……忘れた」 「……忘れました」 何をどこでどう間違えたのか。 俺を性の対象として見やがるなんて、どんな子育てすりゃあ、そう育つんだ、畜生。 「じゃあ、今日で最後にする」 「約束します」 お前等、それ、先週も言ったよな? 巽己は舌打ちして双子に答えた。 「……今日で絶対最後だかんな」 ……俺も、これ、確か先週言ったよな。 巽己の目の前には健やかに育った二つのペニス。 頭を擡げる赤黒い先端の一つに渋々舌を伸ばす。 くちゅ…… 「あ……巽己くん」 一朗がうっとりと声を上げた。 先端を口の中に招くと、いても立ってもいられずに腰を跳ね上げ、粘膜にペニスを擦りつけてくる。 一朗のペニスを浅く頬張りながら巽己は一弥のペニスに手を這わせた。 ぐにゅ…… 「ん、巽己さん……」 一弥は微笑を含んだ声を上げた。 なーんで俺がチンチンしゃぶって、尚且つ、チンチンしごいてんだろうな、マジで、意味わかんねぇ。 「巽己さん、ボクも……」 一弥に願われて巽己は今度は彼のものを咥えた。 代わりばんこに双子の熱源を口に含む。 根元から先端までシコシコシコシコしごいてやる。 滴り始めたカウパーと唾液が混ざって巽己の下顎や指先を濡らした。 「んぐ」 それぞれの根元を支えて二つの亀頭を同時に口腔へ招き入れてやれば。 「あぁ、オレ、もぉ……っ」 「ボクも、出ます……っ」 まだ若い双子は同時に達して、飛び散った白濁飛沫は半分口の奥へ、残りは巽己の顔や日焼けした首筋に飛んだ。 褐色の肌をぬるりと白濁が伝う。 「ああもう……ったく、きたな……」 汚いと言いながらも巽己はごくんと口の中の双子汁を飲み込む。 指に付着していた分も舐めとった。 育て親の献身的な振舞を見下ろして双子の性欲はさらに火がつき、自分たちより身長は低いが鍛えられた体を布団の上に押し倒した。 「いでっ、おいっ、がっつくな!」 シャツを捲り上げればさり気なく割れた腹筋、張った胸、そして……可愛らしい小さな乳首が二つ。 双子は仲良く分け合った。

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