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第2話

 「千紘、おはよう。」  後ろから走ってやってきたのは同じクラスの隆也だ。部屋が近いからいつも朝は一緒になる。俺と隆也はいつものように並んで食堂まで歩いた。  「千紘、寝不足?目の下、クマできてるよ。」  「うーん、昨日、寝るの遅かったからな。」  朝は簡単な和食と洋食から選べる。  隆也は和食のセットを持って俺は洋食のセットを持って近くの席に座った。  隆也はわかめの味噌汁と鮭の塩焼きを食べながら  「今日の放課後、用事ある?買い物に行きたいから一緒にどう?」  「夕方までなら大丈夫だよ。」  「じゃあ、一緒に外出届けだしておくね。」  そう言って、隆也はさっさと食べ終わって朝の当番だからと走って校舎のほうへと向かって行った。  千紘はゆっくりとトーストとハムエッグを食べながら今日は誰だったかなと考えていた。 放課後に外出して食事して9時頃でいいかなと考えながら食べ終わった食器を片付けて校舎の方へ向かうことにした。

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