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第5話

 寮に戻るともう、夕方だが夕食の時間にはまだ、少し時間があまった。今のうちにと机にむかい今日の分の宿題を仕上げる。そうこうしているうちに七時になったので夕食をとるために食堂へとむかった。いつものように途中で隆也と合流し一緒に夕食を食べた。  食事を終えるとすぐに部屋に戻りシャワーを浴びることにした。今日は確か三年生の先輩のはずだ。9時ごろには来る予定だから今のうちに用意をしておかないと……  ゆっくりと熱いお湯をかぶり体を洗う。そのついでに後ろもきれいに洗いローションを手に取りほぐしていく。無茶なことをする奴は少ないがたまにいきなり突っ込もうとする奴がいるから怖い。さすがにいきなり突っ込まれると大惨事になりかねない。  シャワーから出るとしんと静まり返った部屋で一人ぼんやりとベッドに腰かけていた。この一人きりの音のない空間が心を息苦しくする。早く来ないかなとスマホを手に取り時間を見る。8時50分。まだ、早いな。と思った時ドアのノックする音が聞こえた。

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