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第6話

 今日の人は一つ年上の先輩だった。涼し気な目元のちょっといじわるな感じの目のイケメンだった。僕をベッドに押し倒すとこれでもかというくらいじらしてじらして僕が気が狂いそうなまでじらされた。熱いものを突き入れられた時には千紘の体は力が抜けてしまってぐにゃぐにゃでまさにされるがままそこからはやりたい放題やられた。もちろん気持ちよすぎて最後には気を失ってしまったのだが。この先輩は優しくて気が失ったあと体をきれいにしてくれていた。でも、起きたときに聞いた言葉じゃ気が失ってもとめれなくて何度かやったとか……  朝になり先輩が千紘に挨拶してそっと部屋を出ていくとシャワーを浴びるために立ち上がった……が、やはり腰がやられてまだ、力がはいらない。仕方がないのでとりあえず這いずって風呂場までいきシャワーを浴びた。体を温めているうちにだんだんと動けるようになりほっとした。  朝食の時間になったのでドアを開けて外に出るとちょうど部屋の前に隆也がいた。  「おはよう。今日さあ、朝、千紘の部屋の前で稲葉先輩がいたんだけど知り合い?」  「稲葉…先輩?って、茶髪のイケメン?」  「あ、そうそう。部屋にいたんじゃないの?名前知らなかったの?」  「あ、ああ……、そうだね…」  と、返事にならない返事をしながら千紘は食堂のほうへと歩きだした。  そんな一度寝ただけのやつなんていちいち名前覚えてないしな。でも、ちょっと気をつけないとな。なんて考えながら黙って食堂へと歩いていた。

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