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ガシャン 「……ひどい、カズ君」 「だから手錠外してやったろ」 「お父さん、きつかったよ? まさか他のコにもこんなコトしたの?」 「はあ?」 檻に囲まれたベッド、内股になって座り込んで手首を擦る由紀生の言葉に数也は眉根を寄せた。 「だから、他のコともこんな怖い部屋で?」 「まぁ来たことはあるけどな」 数也は由紀生の二の腕を掴むと、ベッドを出、檻の外へ促した。 「普通の部屋にしとけばよかったって、むしろ萎えた。でもオヤジが相手だとそうでもねぇ」 立ったまま外側から鉄格子を握らせて自分は由紀生の手を掌で覆って。 由紀生の丸出しのお尻にチノパン越しに股間をゴリゴリゴリゴリ、した。 「ひゃッ」 「手錠されてワキ舐められてザー汁噴いたオヤジ、えろかった」 「な、舐められていったわけじゃ」 「はぁ……オヤジ……オヤジとならイメプレもよさげだな」 「い……いめぷれ?」 「前見てろよ」 数也がそう口にした直後、ジィィィィ、とファスナーの下ろされる音が聞こえた。 ゴリ、ゴリ、ゴリ そうして今度はお尻の割れ目に直接……熱く火照り切ったペニスの感触が……。 「あ……ン」 「そーだな、檻もあることだし、看守の俺が囚人のオヤジを犯すとか」 「ッ……ッ……あ、あ、あ……挿入って、きて、る」 「言いなり、服従、好きな時に好きなだけちんぽで奥までまん●ぐちゃぐちゃにしてやんだよ……よくねぇ? あーーーー……でも……逆もいいかもな……俺が囚人、親父が看守……他の奴が見てる前でガツガツ犯しまくるとか……な」 さっきからカズ君ひどいことばっかり言ってる。 「お父さん、怖いのヤダ……痛いのより、優しいのがいい……ッ」 鉄格子をぎゅうっと掴んでお尻をぶるぶるさせている由紀生に見えない背後で、数也は、薄く笑った。 「優しくする自信あんまりねぇな」 「ッ……お父さん、そんなひどいコに育てた覚えない」 「エロオヤジのくせ何言いやがる」 前を向いてろと言われていたにも関わらず、由紀生は、肩越しに我が子をちらりと仰ぎ見た。 「でもオヤジをよくしてやる自信は誰よりもある」 ……カズ君、いつの間にこんなかっこよくなったの? 「これはげし……ッパンパンし過ぎッ、カズく……ッ!」 「激しいの好きだろッ? オヤジのえろまん●……ッすっげぇ締まってるッ」 立ちバックで怒涛のパンパン攻め、由紀生は鉄格子をぎゅうぎゅう握りしめて突き出した腰をブルブル痙攣させた。 限界まで押し開かれた尻たぶ。 力強く膨れ育ったペニスがアナルを拡げて最奥を何度も何度も突きまくり、速度を一切落とすことなくガン堀りし続けた。 「あっあっすごぃっこんなのっあっあっんっあっ」 素っ裸である由紀生の張りのいい尻を揉んだり、腰を掴んで前後させたり、背中を撫でたり、そうした細やかなテクを加えつつ激ピストンを保つファザコン息子。 朝にシたのが嘘のような健やかぶりで、もう、射精準備に入ろうとする……。 「射精すからなオヤジッ」 両足を何とか踏ん張らせて真後ろからの猛攻に揺さぶられていた由紀生は咄嗟に拒んだ。 「らめッッッ」 「はぁッッ? ンだよ、今更中出しすんなって!?」 「……ッカズ君っ……カズ君の顔……見たぃ……ッ」 「ッッッ」 「カズ君の顔……ッ見ながら……お父さん、安心して、いきたい……ッ」 ぐるんっっ!! 「ひゃっ!奥擦れて……ッ」 「おら、これでいーんだろ……安心していけよエロオヤジがッッ」 「んむっっっ!」 強引に回れ右されて向かい合うなり猛烈近親キス。 片足を持ち上げられ、片足立ちにされて、最奥を半端なく荒々しく貫き尽くされた。 「んっ、ぶっ、んっ、んっ、ぅっ、むっ、んーーーーーッッ!!!!」 猛獣じみた腰遣いでアナル奥を突き上げてくる数也と唇を濡らし合いながら、切なげに薄目がちに見つめ合って。 頭上の鉄格子を全力で握り締め、由紀生は、再び達した……。 「なぁ、オヤジ見ろよ、痴漢電車部屋とか真夜中の病室部屋とかもあんだってよ」 「……もうお父さんそういうのヤダ」 「不思議なおとぎの国部屋もあるぞ」 「えっ?」 ガキくせぇモンにいちいち反応するオヤジ、いちいちクソかわい過ぎ、だ。

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