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【オトナ編】胸クソ悪ぃガキにはお仕置きします♪

なーんで女子って中出しさせてくんないのかなー。 高校二年生ヤリチン男子の唯来(ゆら)は思う。 絶対妊娠するとか、そーいうワケじゃないし。 せめて安全日くらい、一発くらい、さくっとさー、よくない? 「連休、ゆらクンと遊べて、めっちゃ嬉しい!」 夜七時過ぎ、唯来は隣のクラスのコとイベントに遊びにきていた。 「めっちゃ嬉しい!」 頭軽そーだな、ナマでさせてくんないかなー。 「うん、俺も」 「ほんとぉ?」 「うん。何か食べる?」 ステージではお笑いライブの真っ最中、ずらりと並ぶ肉料理メインのブースには行列ができていた。 唯来は比較的空いていた露店でソフトクリームを二つ買った。 一つを渡して一つを食べる。 そんなに派手じゃないマッシュブラウンな髪は清潔感ありショート、あまーい顔立ち、外面は優しくておモテになる唯来だが。 頭の中はほぼ四六時中えろいことだらけ。 告白してきたコは外見がよければ全て頂くゲス高校生だった。 だけど外見はあまーいからソフトクリームが似合う似合う。 「おいしいね」 隣を歩く隣のクラスのコを見下ろして、にこっ。 隣のクラスのコも、偶々見かけた数人の異性も、唯来の偽善スマイルに、ぽぉっ。 そして、どんっ。 「えっ?」 隣に意識が傾いていた唯来は正面から来た相手ともろにぶつかってしまった。 持っていたソフトクリームは向こうの服にべっちゃり。 さすがのゲス高校生も慌てた、えらく背の高い相手を見上げて、そして顔から血の気が引いた。 「うっわ、タクミぃ、ウケる、だっさ」 「うるさいねェ、コーダイ」 「おにゅー、なのに、な」 「うるさいねェ、リュウ」 見るからに肉食な三人連れだった。 右でゲラゲラ笑って「ウケる」をやたら連発する、シルバーアッシュな長い髪をハーフアップで無造作に結んだコーダイ。 左で口数少なめに悲惨な状況を繁々と目にしているのは、顎に無精ヒゲ、両腕にトライバルのタトゥー、涙袋が目立つリュウ。 真ん中でソフトクリームがべったりくっついた自分のシャツを冷めた眼差しで眺めているのは、一重切れ長な双眸による目つきがヤバい、黒髪のタクミ。 「青少年、弁償してもらわないとですねェ、コレ」 あ、これ? やばい、かも?

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