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第115話
街の中心部から少し離れた場所にある喫茶店、僕の働いている喫茶店よりも古くて歴史を感じられる造りだった。
雰囲気も落ち着いていてすごくいい。
姫くんはまだ来てないみたいだ。
しばらくすると「ごめん~!」と慌ただしく店に入ってきた姫くん。
息が上がっているから急いで来てくれたのが分かる。
「大丈夫だよ。急がなくても良かったのに。まだ時間あるし」
「ううん、だって早く会いたかったから!気が合う友達は白雪くんが初めてなんよ。だから楽しみで」
そんな事言われると、僕まで嬉しくなってしまう。
注文をして、料理が運ばれてくるまでずっとお喋りをしていた。アリス以外の人とこうして楽しくお喋りするのは久しぶりで、とても楽しかった。
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