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第124話
「じゃあ服見に行きたい」
「いいよ。どこの服見に行く?いろんなブランドが入ってるみたいだけど...」
手を引かれてエスカレーターに乗って上の階にいくと、たくさんの服のブランドショップが並んでいた。
多すぎてどこから見たらいいか分かんないな...
アリスはキョロキョロと見渡して、1番手前の服屋さんに入った。手を引かれてるから僕も一緒に、だけど。
ここは男性の服を中心で売ってるみたいだ。
今流行りであろうファッションをしたマネキンがショーウィンドウに飾られている。
アリスは迷いなく服を決めて、僕を連れて試着室に入った。男2人入れるくらいには大きい試着室だった。
「え、なんで僕も入ったの?着るならアリス1人でも着れるでしょ?」
「俺が着るんじゃないよ。白雪に着てもらう服を選んでた」
「え?僕の服?」
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